口<下>専門医が教える歯と歯茎を丈夫にする5つの習慣
■ガムや昆布を噛んで筋肉をほぐす
食事だけでなく、普段、ガムを噛むことも唾液の分泌を促し、口と顎周りの筋肉をほぐす効果がある。しかし、糖分はプラークをつくる原因になるので、ガムを噛むなら甘味料に「キシリトール」を使ったものを選ぶようにしよう。また、「酢昆布」や「だし昆布」を噛むこともおすすめ。昆布には、うま味成分が豊富に含まれ、口に含むだけで唾液がどんどん出てくる。そして、噛めば噛むほどおいしくなるので、口の老化を防ぐ理想的な食材だ。
■上下の歯の接触を減らす
人は1日(24時間)のうちに、上下の歯が接触している時間は約20分程度が正常。食べ物を噛むときに、瞬間的に接触させるだけだ。しかし、仕事中やパソコン操作中に、上下の歯を無意識に接触(噛みしめ)させてしまう人がいる。これを「歯列接触癖(TCH)」という。TCHがあると、顎周りの筋肉を硬直させたり、顎関節症の原因になる。歯の接触に気づいたら、すぐに離すように心がけよう。