同じ「mRNAワクチン」でも製薬会社によって違いがあるのか
【Q】ワクチンを打ってはいけない人は?
【A】「基本的に12歳以上、妊娠3カ月以内でなければ受けられます。ただし、高齢者の肺炎球菌ワクチンなど、ほかの予防接種を受けている方は、2週間以上あけてから打ってください。新型コロナワクチン以外であれば、複数のワクチンを同時接種してもあまり問題はなく、有効性がお互いに影響することはない。新型コロナワクチンの場合は治験データがないため、2週間あけることを推奨しているのです。また、特に若い女性や食物などのアレルギーがある人、アナフィラキシー経験者の一部に症状が出るという報告があるため、問診だけでなくアレルギー検査もするとなおよいです」
【Q】アストラゼネカのワクチンが使用されることはあるのか?
【A】「メーカーは有効性が約8割と発表していますが、政府が懸念しているのは血栓症が起こる場合です。接種後に体がだるくなったり、ぼーっとするのが通常の副反応かと思ったら、実は肺塞栓、脳梗塞が発症していたというケースがあります。これは医師の目視では判断しきれない可能性があります。ただし現在のところ、同社製のワクチンを国内で使う予定はないので、心配はいりません」