ワクチン副反応 接種者の本当の声「痛みで家事もできず…」
「新型コロナウイルスワクチン接種後、肩が痛くて腕が上がらなくなった。あまりにだるくて、車を運転して帰れなくなった」
これは、2回のコロナワクチン接種を終えた大学病院勤務の医療従事者から聞いた話だ。早くワクチン接種を、と願う人が多い一方で、SNSを中心に副反応のつらさがアップされ、一部ではキャンセルする人も出始めているという。そこで、日刊ゲンダイで「自宅で最期を迎えたい 知っておきたいこと」を連載中の「あけぼの診療所」院長の下山祐人医師に、自身が体験した副反応の感想と、実際に行った対処の仕方を聞いた。
「私自身は1回目も2回目も倦怠感と発熱があり、2日目からは打った側の腕の筋肉痛で腕が上がらなくなりました。発熱は、平熱が36.1度なのが37.3~38度に。下痢も2~3日目から起こりました。倦怠感は1週間ほど続きました」
厚労省の医療従事者約2万人対象の副反応調査(中間報告)によると、2回目の接種の方が1回目より副反応が強く表れ、年齢が高くなるほど発生率が低下し、女性の方が副反応が強かった。2回目の発熱は38%、倦怠感は69%、頭痛は54%だった。