腰(下)脊柱菅狭窄症でNGな6つのしぐさと対処法 整形外科医が教える
「腰への負担を軽くするポイントは、『胸・腰・骨盤を同じ方向に同時に動かす』と『腹筋に軽く力を入れ続ける』こと。この2点は、起き上がる場面に限らず、かがんだり、立ち上がったり、腰かけたりといったさまざまな動作に当てはまる動作の基本のひとつとして覚えておいてください」
■立ち姿勢
脊柱管狭窄症では、腰が反った状態だと脊柱管が狭まって症状が出やすくなる。立ち方は、少し前かがみの姿勢を意識する。ポイントは「腰と背中を丸める」と「肩の力を抜いて前かがみになる」の2点だ。
■歩き方
歩くときは足を前後に動かすので、腰から足へとのびる神経が引っ張られる。症状を避けるには、「歩幅を狭く、小股でちょこちょこ歩く」と「背中から腰をやや丸めて歩く」ことを意識する。
■椅子の座り姿勢
一般に理想とされる椅子の座り姿勢は、腰が少し反るため脊柱管を狭めやすい。椅子に座るときは、「少し前かがみで、若干腰を丸める」と「背もたれに寄りかかる」の2点を意識する。