著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

運動習慣のない人が運動前にストレッチを入念にするのはNG

公開日: 更新日:

 習慣的なストレッチングであれば、パフォーマンスを改善させる可能性はあるが、付け焼き刃のストレッチングには効果はない--。久しぶりに体を動かすからこそ「ストレッチは丁寧に」と思い、ほぐす方が多いでしょうが、実は効果がないどころか、パフォーマンスを下げる可能性すらあるとは驚きです。

 ストレッチのやり過ぎは、普段運動をしていない人にとっては、逆に筋力を低下させてしまうそうで、ブラジルのエスタシオ大学・ルビニらの研究でも、運動前のストレッチングは「筋力を低下させる」と明らかにしています。ただし、同大学の研究は興味深い点を指摘しています。それはストレッチングの長さについてです。

 実は、研究の多くが、長い時間をかけたストレッチがパフォーマンスを低下させる理由につながっているのではないかと指摘しています。

 そこで、カナダのニューファンドランドメモリアル大学・ベム博士が、パフォーマンス、筋収縮のタイプ、ストレッチングの方法(時間や強度)、対象者の特性(トレーニング歴)など詳細に調査をしたところ、次のようなことがわかりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇