「睡眠時無呼吸症候群」重症と診断されCPAP治療を5年継続…50代記者の現在
CPAPを開始するには、まず自宅で簡易型のPSG検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)を行う必要がある。
梶本修身氏が院長を務める「東京疲労・睡眠クリニック」(東京都港区)を訪れ、検査装置を持ち帰って実施した。センサーキャップに人さし指を差し込み、手首に腕時計のような本体を装着して眠ると、睡眠のデータが記録される。
後日、検査の結果を聞きに行くと、無呼吸と低呼吸の回数が1時間あたり59回もあることが判明。診断では、1時間で30回超が重症とされていて、このままでは就寝中に突然死する恐れもある。すぐにCPAPを始めることになった。
CPAPを開始して1週間後、クリニックで本体のSDカードに記録された睡眠データを確認してもらうと、無呼吸は0回になっていた。低呼吸もほぼ見られず、いびきもほとんどかいていないという。
「これで、少なくとも寝ている間に突然死するリスクはないでしょう」
梶本院長のそんな言葉にホッと一安心してその後もCPAPを継続。1カ月ごとに受ける定期診察でも、5年近く無呼吸0回が続いている。