【アスペルギルス症】免疫力が低下した人では侵襲性の死亡率が50%を超える
侵襲性アスペルギルス症の進行は、速い場合には発病から1~2週間で死に至る場合があるので早期治療が大切です。治療にはボリコナゾールなど抗真菌薬の注射薬を用います。ただ、免疫力が低下した人は症状が進行しやすいため、侵襲性アスペルギルス症の死亡率は50%以上ともいわれています。
アスペルギルスの胞子は、建物の解体や改修工事において発生する粉塵にも大量に含まれる場合があり、建物の改築・建築に伴ってアスペルギルス症が発生するケースがあります。特に免疫力が低下した方が在室する病院などでの工事には注意が必要とされています。また、予防策として空気清浄機なども活用されています。