東洋水産(下)創業者は「企業は公器なり」を実践…自分の退職金を「高すぎる」と減額
創業者は(故)森和夫である。森をモデルに高杉良は「燃ゆるとき」(実業之日本社、1990年刊、のちに新潮文庫など)を書いた。
森は高杉の取材の要請を「私のことなんか」と2年間も断り続けた。高杉の説得を受け入れたのは「企業は公器なり」ということを読者に理解してもらいたいと思…
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