政労使会議が13日開催も現状は「笛吹けど踊らず」…世論調査では「賃上げ実現できない」が76%
13日、岸田首相は賃上げに向けた政労使会議を開く。経団連の十倉雅和会長、連合の芳野友子会長と会い「賃上げと成長の好循環をつくるために、官民の機運を盛り上げる」そうだ。
では、この賃上げは実現できるのか。12日公表のNHKの世論調査では「物価上昇を上回る賃上げが実現できるか」の問いに76%が「実現できない」と答えている。
春闘のニュースでは、「大手航空会社1万2000円アップ」とか「電機連合ベア1万円以上」と威勢のいい話が出ているが、これは働く人の7割が勤める中小企業とは縁遠い話。
「連合加盟の組合は大手中心で、全労働者の16%しか入っていません。一方の経団連傘下の企業は下請けへの締め付けが続いています」(関係者)
サラリーマンは渋い賃上げを覚悟したほうがいい。