株式市場は大荒れの様相…投資のプロは3万6000円~4万2000円を予想

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 フィリップ証券リサーチ部長の笹木和弘氏はこうだ。

「足元は調整局面にあるものの、日米で政局の不透明感が払拭されれば、日経平均株価は年内に4万2000円程度まで再び上昇し、史上最高値を更新する可能性がある。9月の米株式市場は例年軟調となる傾向にある。今年も、9月頭のレーバーデー(労働者の日)後に夏休みから戻った機関投資家のポジション調整などで下落した。さらに大統領選が重なり、不透明感から例年以上に売られやすい。当然、日本株への影響も大きい」

 大和証券投資情報部長の山田雪乃氏は?

「米国株や欧州株が持ち直す中、日本株の戻りが遅い。9月に入り二番底を探る展開だが、下落局面で日本株を買う国内外投資家のスタンスは変わらない。日本企業の保守的な業績見通しが実績に伴い上方修正されれば、日本株も上値追いが期待できる。主要上場企業の今期業績は前期比増益を見込む。上半期の為替レートは1ドル=145円程度で、想定していた増益が落ちる水準ではない。ただ、円高基調によりグローバル企業が為替メリットを享受できない事態を危惧し、弱含んでいる」

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