「スローシティ」で広がる新しい街づくり…気仙沼、前橋に続き千葉県香取市でもスタート
地域の食や文化、自然環境など特徴ある個性や多様性を重視する「スローシティ」。千葉県香取市は、慶応大学SFC研究所(飯盛義徳所長)と「地域力再発見に関する連携協力協定」を結び、共同でスローシティ運動の取り組みをスタートさせた。
「スローシティ」は、イタリアを発祥とする世界的な運動で、スローフード運動の理念を食からまちづくり全体に広げたもの。
現在「チッタスロー(スローシティのイタリア語)国際連盟」には33カ国、291都市が加盟。国内ではすでに宮城県気仙沼市、前橋市が会員となり香取市は国内3都市目の加盟を目指す。香取市は千葉県北東部にあり、水郷のまち・佐原市、小見川町、農業の盛んな山田町、栗源町の1市3町が2006年に合併して発足した。
「市は元々、独特の自然環境や食、農業文化や生活スタイルを持つまちです。まだ隠れたまちのお宝の発掘を、学生たちによる外からの目線で再発見につなげていきたい」(香取市シティプロモーション推進室・平山清直次長)
国際組織に加盟する意味をさらにこう述べる。