天皇は「なぜ事件を事前に予測できなかったか」と詰問した
昭和11年2月29日、事件が起きてから4日目である。この日の朝から、反乱軍の下士官と兵士たちに向けてビラが撒かれた。「兵に告ぐ」のビラである。戒厳司令部も午前9時に発表を行い、永田町付近を占拠する一部の青年将校は天皇の命令が出ているにもかかわらず、全く服従の意思を示さない。その…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り700文字/全文840文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】