天皇は2・26事件で軍部が増長することを予見していた
2・26事件が終わってからも、天皇は一人で自らの判断を含めて誤謬がなかったかを確認していた節がある。さらにこの事件を利用して軍事が政治に圧力をかけるのを警戒していた。
3月2日のことである。侍従武官長の本庄繁を2度にわたって呼び、軍部がこの事件を利用して、政治の側にあれ…
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