首脳会談の破壊を企てる強硬派の軍部と疑心を抱くルーズベルト大統領
ルーズベルト大統領は野村吉三郎駐米大使に対して、近衛の首脳会談への細部にわたる申し入れに賛成を示しつつ、予備交渉を行うべきだとの条件をつけた。それは交渉が始まった4月の日米了解案を再度確認するとの意味を含んでいた。つまり日本国内の一部に会談の成功を望まない者がいる、それを超えて…
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