自ら決断強調も…楽天星野監督は「解任」これだけの理由
「三木谷会長が会見に出るなんて珍しい」
球団関係者も思わず驚きの声を上げた。
18日、3年契約の1年目で電撃辞任することになった楽天の星野監督(67)。夕方から行われた退任会見で三木谷浩史オーナー(49)と、小さなテーブルに寄り添うように座った。
「本当に素晴らしい監督。全力で慰留を続けたが、本人の辞意が固く、本日正式に受理した」と話した三木谷オーナーは、今後の星野監督について「より高いところから関わっていただきたい」と、名誉監督などのポストを用意することを示唆した。
一方、星野監督はチームがBクラスに沈む現状に触れ、「直接の原因は成績。しかも2カ月間も戦場から離れた。オーナー、社長からはもう1年、何年でもいいから、と諭されましたが、勝負師としてシーズンを(途中で)離れることはあってはならないと決意した次第」と、自らユニホームを脱ぐ決断をしたと強調した。
だが、星野監督はつい最近まで来季続投に意欲を燃やしていたそうで、休養の原因となった難病の「胸椎黄色靱帯骨化症」のリハビリも進み、秋季キャンプの構想を練っていたと言う関係者もいる。一方で球団は星野監督の体調面を不安視。補強費などを巡って三木谷オーナーとの関係がギクシャクし始めていたこともあり、休養直後から後任監督の調査を始めていたという話もある。さる楽天OBがこう言う。