日ハム斎藤佑「抑え転向プラン」明かした栗山監督の“本気度”
「本気なのか?」と思ったファンも多いだろう。
日本ハムの栗山監督が明かした斎藤佑樹(26)の抑え転向プラン。指揮官はあくまで先発を前提としながら、「三振が取れる投手。九回をどう抑えるか」と、キャンプでは抑えの適性も見極めると話した。
斎藤は入団からプロ4年間で13勝16敗、防御率3.66。241イニングで142奪三振。奪三振率5・30は決して高いとはいえない。昨季は同6.92だが、これも並の数字だ。剛速球を投げるわけでもなく、針の穴を通すような制球力があるわけでもない。全盛期の岩瀬(中日)が投げたスライダーのような、来るとわかっていても打者が打てない変化球も持っていない。
日ハムの選手でさえ、「いくらオフシーズンが話題に乏しいからって、悪い冗談はやめてくれ」と苦笑いを浮かべているはずだ。
■昨季は近藤の「三塁コンバート」に成功
大卒の入団5年目なら今年は正念場。これまで満足な成績を残せていない斎藤にとっては崖っぷちだ。栗山監督は発奮を促すため、あえて「抑え転向」をほのめかしたのかもしれないが……。