完全復活イ・ボミ 9カ月ぶりVまでの険しかった道のり

公開日: 更新日:

■パワーアップのオフトレが裏目

 田原紘プロがボミのスイングについてこう解説する。

「他の選手よりもボミのスイングがゆっくりに見えるのは、ダウンの切り返しで右肩が残せる状態でクラブが振れているからです。左サイドのリードがいいから、トップから自然にストンとヘッドが下りてくる。ところが、調子が悪かった時のボミは右肩が早く出ており、ボールのつかまりが悪かった。オフにパワーアップを目指して体を鍛えたと聞いたが、上半身と下半身のバランスが崩れて、体の動きに微妙なズレが生じたのも不振の原因でしょう。腕力がつくとクラブは軽く感じる。タメの部分でクラブに重量感がないと、右手で振るしかない。それで右肩が早く出てショットも乱れた。ただ、今大会では切り返しの時に上半身からうまく力が抜けて右肩が残り、下半身リードでクラブが振れており、絶頂期のスイングに戻ってきたといえます」

 ボミも今回の勝利で、「パターは全部入りそうだった」「メンタル面が成長した」「3日間1ボギーは自信を持ってプレーできる」と手ごたえをつかんでいる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭