時代に逆行…日本人プロだけの試合に優勝賞金1億円の是非
【ネスレマッチプレーレクサス杯】
2014年にスタートした本大会はツアー外競技だが優勝賞金がスゴイ。初年度4000万円(+海外進出支援1000万円)、15年7000万円、16年からは1億円に跳ね上がっている。日本ツアー最高額は今年からスタートするハンダマッチプレー選手権の5000万円だから、2倍だ。
大会趣旨は日本人プロの海外進出支援もあり、欧州ツアーのハッサン2世トロフィー出場権も与えられる。だが日本ツアーは韓国人プロをはじめとする海外勢にやられっぱなし。そこで外国人プロを締め出して日本人プロ32選手だけで行われている。もっとも主催者の日本人プロへの願いがかなっているか、といえば疑問だ。
14年松村道央(34)、15年武藤俊憲(39)、16年時松隆光(23)の歴代チャンピオンが海外で活躍したという話は聞いたことがない。それどころか時松は資格のある欧州ツアーを欠場して、国内大会でプレーしていたからあきれるばかりだ。
宮崎紘一氏がこう言う。