鈴木愛まさかの申ジエにV奪われ 大誤算の原因を評論家解説
【ワールドレディスサロンパスカップ 最終日】
今大会は日韓賞金女王対決に注目が集まった。
鈴木愛(23)とイ・ジョンウン6(21)だ。決勝ラウンド2日間を最終組で一緒にプレーし、最終日は5アンダー首位のイ、1アンダー2位タイの鈴木、申ジエ(30)のペアリングになった。
前日、最終組でのプレーが決まった鈴木は、「やっぱり敵が目の前にいる方がいいと思う。相手の状況を見ながらゴルフができる」と語り、韓国賞金女王に並々ならぬ闘争心を燃やしていた。逆転を目指して照準をイに絞ったわけだ。
この日の女王バトルはスコアが目まぐるしく動き、鈴木は2番でボギーが先行し、イが5番でイーグルを奪って一時は7打差になった。それでも鈴木はしぶとく食らいつき、前半は4アンダーのイに、1打差まで詰め寄ってターン。
イは1イーグル、1バーディーもあったが、来日や連戦疲れもあって7ボギーとショット、パットともに精彩を欠き4日間ワーストの76と崩れた。
鈴木は12番バーディーでイをとらえて首位に並ぶと、16番で単独トップに躍り出た。