貴乃花一門“完全消滅”で「阿武松グループ」の処遇どうなる
これも自業自得ではないか。理事を解任された揚げ句、弟子の暴行事件などによってヒラの年寄に降格させられていた貴乃花親方(45)。
4月に貴乃花一門の名称変更を申し出ただけでなく、今回、一門を離脱して無所属になる意思を固めたことで貴乃花一門はおそらく完全に消滅することになる。「貴乃花」の看板が消えるばかりか、当人が離脱するため実体までなくなってしまうからだ。
一門から新たに理事になった阿武松親方(56)を中心に「阿武松グループ」として再出発するという報道も、中にはあった。
彼らが自分たちで勝手に「阿武松グループ」を名乗るのは自由だが、看板も実体もなくなった集団が相撲協会内部で認知されるとは思えない。
■所属する親方はどうなる?
そもそも貴乃花グループが2014年、一門として認知されたのは当時の北の湖理事長の鶴の一声によるもの。「貴乃花一門なんてはじめから存在しない。一門は出羽海、二所ノ関、高砂、時津風、伊勢ケ浜の5つだけだ」と、今もかたくなに主張する重鎮もいるほどだ。