稽古非公開は集中か羞恥か…稀勢の里は“ノミの心臓”のまま

公開日: 更新日:

 見られて困るものでもあるまいに……。

 5日から稽古を再開させた横綱・稀勢の里(31)。しかし、ファンはおろか報道陣にも稽古は公開されず、部屋の入り口には「見学はお断りします」との紙が貼ってあった。

 稀勢の里はもっか7場所連続休場中とあって、その体はブヨブヨ。当然、いきなり相撲を取れるはずはなく、そうでなくともこの時期はすり足やシコといった基礎稽古が中心になる。いちいち公開するものでもないが、あえて隠す必要があるのかどうか。

 本人は稽古後、「ここから頑張ります」と話しただけで、車に乗り込んでそそくさと帰宅。

 ある親方は「本人が“カーテン”を望んだかどうかはわからない。親方の指示の可能性もある」と、前置きしてこう続ける。

「いずれにせよ、見られて困るものがあるわけではなく、『人に見られたくない』、あるいは親方が『とても人には見せられない』と判断したからではないか。稀勢の里は崖っぷちに立たされている現状を悩んでいるはず。そういうときは、被害妄想というのか、他人の視線がやたらと気になるものです。人に見られては稽古に集中できない、ということでしょう。つまり、稀勢の里は横綱に昇進しても、『ノミの心臓』のまま。ここにきても開き直ることができない。メンタル的には、何も成長していません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動