西郷真央1アンダー18位タイ発進も フェアウエーキープ率100%と抜群の安定感
【全米女子オープン】第1日
今季国内ツアー10戦5勝の勢いのままメジャーに乗り込んだ西郷真央(20)が3バーディー、2ボギーの70で回り1アンダー18位タイ。初めての海外挑戦でアンダーパーグループに入る好スタートを切った。
主催する全米ゴルフ協会(USGA)のメジャー設定は例年長いラフが有名だが、今年は深くなく、フェアウエーも広々としている。しかし、ホールの左右にはウェイストエリア(荒地)が待ち構え、所々にラフよりも抵抗が強い茎が密集したワイヤグラスが点在する。ティーショットを曲げるとトラブルに見舞われやすいだけに、フェアウエーキープが上位進出の絶対条件となる。さらに硬くなった砲台グリーンはスピンが利きづらく、ピンをデッドに狙うと奥にこぼれてしまい、ニアサイドのアプローチは厳しくなる。初日はパーオンを逃したのは3ホールだけでフェアウエーキープは100%とドライバー、アイアンともに安定してコースを攻めていた。
「アンダーパーで回れてホッとしている。飛距離を落としてもフェアウエーキープが大事。長めのパー4の2打目に長い番手が残っても、しっかりマネジメントしていきたい。明日は午後スタートだから暑くなってコースコンディションも変わるけど、集中して対応していきたい」(西郷)
西郷は今大会から全米女子プロ(6月23日開幕)まで米国に滞在する。師匠のジャンボ尾崎からは「いままで学んできたことを全力でぶつけてこい」とアドバイスを受けている。海外志向が強いだけに、予選を通過して手応えをつかむ戦いを目指しているはずだ。