ヤクルト高橋奎二はロッテに2回4失点…侍J左腕投手陣がWBC球に揃って苦戦の不安
侍ジャパンの高橋奎二(25=ヤクルト)が15日のロッテ戦で練習試合に初登板。代表の投手コーチを務めるロッテ・吉井監督の要望で、「第二先発」として三回から二番手でマウンドに上がったが、山口に2ランを浴びるなど2回7安打4失点と精彩を欠いた。
高橋はキャンプインからWBC球への対応に苦慮。ネット裏では「ボールを操りきれず、制球が安定していない。死球を恐れているからか、高橋の持ち味である攻めの投球がナリを潜めている」との声も聞かれた。
ヤクルト高津監督は試合後、「ボールが今日の投球に影響したのかは分からないですけど、この風(強風)で甘めに投げた真っすぐ1、2、3で打たれているので、ボールだけではないと思うんですけど。まだまだ抑える気持ちというか、術は持っている投手なので」と、状態アップに期待を込めたが…。
日本代表の15投手のうち、左腕はこの高橋を含めて4人。14日には同じ左腕の宮城(オリックス)、松井裕(楽天)が揃って結果を残せなかっただけに、栗山監督も気が気じゃない。