松山英樹はなぜ全英OPと相性悪い? 4大メジャーで最悪…「本気でV狙っているのか」の指摘も
【全英オープン】第2日
9度目の出場となる松山英樹(31)は、通算イーブンパーの25位。首位のハーマンとは10打差で決勝ラウンドに進んだが、全英は4大メジャーの中で最も相性が悪い大会だ。
2021年に優勝したマスターズは15、16年もベスト10入りし、全米オープンもベスト10フィニッシュは3度(13、17、22年)ある。この2大会は予選落ちが1度しかない。17年に優勝争いを演じた全米プロでの予選落ちはゼロ。ベスト10入りは2度だ。
ところが、全英の1ケタ順位は初出場の13年(6位)だけ。予選落ちは3度もあるのだ。
松山はリンクスが苦手なのか?
セントアンドルーズ・オールドCやカーヌスティGLなど、20コース以上のリンクスでプレー経験があり、全英を4回現地取材したマーク金井氏(クラブアナリスト)がこう言う。
「ゴルフコースは大きく分けて、アメリカンスタイルとスコットランドのリンクスがある。米国のコースはマスターズのオーガスタナショナルGCに象徴されるように、高弾道のボールで起伏のある高速グリーンを点で攻める。海岸沿いのリンクスは風が強くフェアウエーが硬いので、低弾道やグリーンはパターの転がしなど線で攻める。メジャー15勝のウッズは全英も3度勝っているが、スティンガーショットによる強い低弾道でリンクスを攻略した。ウッズは『リンクスはいろいろなショットが必要で創造性が好きだ』といっています」