松山英樹はなぜ全英OPと相性悪い? 4大メジャーで最悪…「本気でV狙っているのか」の指摘も
金井氏は続ける。
「17年の全英に勝ったJ・スピースは今回も大会前週に、リンクスの原点ともいえるノースバーウイックGCで練習し、リンクスを肌で感じて現地入りした。全英5勝のT・ワトソンも1週間以上前から現地でプレーしていたのは、米国スタイルのゴルフから、頭もスイングもリンクスのゴルフに切り替えるためです。松山も低弾道のボールは打てるが、本気で優勝を狙っている選手に比べると、全英で勝つための取り組み方が物足りない気がします」
リンクスはナイスショットが必ず報われるわけではない。フェアウエーの起伏や強風による不運でポットバンカーや深いラフに入ることもあるし、その逆もある。
「運、不運があるのは人生と同じです。不条理を嘆くのではなく、それを受け入れてプレーしなければならないのが全英です。松山のプレースタイルは米国向きだし、おそらくマスターズや全米オープンが最も勝ちたい大会でしょうが、本人はリンクスに苦手意識は持っていないようですから、全英でも日本のファンを沸かせて欲しいですね」(前出の金井氏)