渋野日向子まさかのシード落ちが視野に…“職業病”悪化で連続予選落ち自己ワースト更新も?
【Danaオープン】第1日
全米女子オープンは通算14オーバー(133位)で予選落ちした渋野日向子(24)。4月以来となる連戦の舞台は例年バーディー合戦となり、攻めのゴルフが求められる。ここで苦戦するようだと、復調に時間がかかりそうだ。
■今大会で単独4位なら「安全圏」
渋野は昨季終了後、2020年限りで袂を分かった青木翔コーチの元へ戻り、トップの位置を高くしたスイングに変えたが、4月からは左手親指の痛みを抱えながらの戦いを強いられている。6月の国内大会から左手親指への負担を軽くするため10本の指で握る「ベースボールグリップ」にしたのだが、前週から再び左人さし指と右小指を絡める「インターロッキンググリップ」に戻した。この箇所の痛みはプロにとっては「職業病」だ。今後、症状が悪化することが懸念されている。そうなると気になり出すのがシード落ちである。
米女子ツアーはCMEグローブポイント(P)ランキングの80位までが翌年のシード権を獲得する。昨年の渋野は4月中旬のロッテ選手権でキム・ヒョージュと優勝を争い2位となり320Pを得た。前年の80位は381.28Pだったので、早々と来季のシード確定ランプを点灯させた(結局998Pで36位)。