大谷 3年連続本塁打王に死角なし…指揮官はビックリ「オフに手術した選手とは思えない」
日本時間1日、大谷翔平(30=ドジャース)が菊池雄星(33=エンゼルス)から放った本塁打は、外角やや高め151キロの速球を振り抜いた結果だった。
メジャーの長距離打者は、いまもアッパースイングが主流。封じるには高めの速球と、球速を落とした低めの変化球が有効といわれる。大谷も当初は高めの速球を苦にしていたものの、一昨年のシーズン中に攻略のヒントをつかんだという。
極端にいえば、低めの変化球は三振しても構わない。その代わり高めの速球は、結果が出なくても仕留めにいく。そうやって徹底して高めの速球を追いかけているうちに、苦手意識は払拭されたのだろう。
ウイークポイントのひとつを潰したものの、決して現状に満足するわけではない。本人は打撃に関して「まだまだ上のアプローチができるかなと思っているので、納得できるまでやっていく」と話している。
オフに左肩を手術。大谷自身は肩を外側に回す際の動きがまだスムーズではないと思っているようだが、「オフに手術をした選手とは思えない。とにかく驚いている」とは、本塁打を目の当たりにしたロバーツ監督。左肩は順調に回復しているようだ。