<第7回>当時24歳、意気込んだ矢先の戦力外通告に父は思わず頭に血が上り…

公開日: 更新日:
(C)日刊ゲンダイ

 大谷の父・徹(52)が在籍していたころの三菱重工横浜野球部は、都市対抗野球の神奈川代表のイスを争っていた。

 神奈川から3チームが代表になり、その3番目の枠をかけて戦うというレベル。徹が入社してからの6年間は第3代表決定戦まではいっても、そこで勝てなかった。

 徹は当時24歳。高校から入った同期4人のうち、2人はプロ入り。あとのひとりは前年に辞めていた。来季は自分がキャプテンを務め、若手を引っ張る気でいた。阪神に入団した中野佐資の足が速くなったのは社会人になってからだ。徹は自分もこれから力がつくと思っていた。

 野球部の臼井喜久男監督から呼び出されたのは、そんな矢先だった。都市対抗予選終了後のある日、数人の同僚とともに、

「来季は戦力として使うつもりはない」

 と告げられた。

 都市対抗のシーズンが終わると、毎年3、4人、年上の選手から順番に戦力外通告を受けていた 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り647文字/全文1,053文字)

メルマガ会員
0円/月(税込)
今なら無料で日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事と競馬記事をそれぞれ3本試し読みできます!
オススメ!
プレミアム
2200円/月(税込)
日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事読み放題。最新の紙面をビューアーで閲覧可。競馬出走表も予想も全部読める。会員限定オンライン講座見放題。会員限定のプレゼントも。
スタンダード
780円/月(税込)
日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事が月50本まで読める。
新聞郵送セット割
3550円/月(税込)
プレミアムプランのサービスに加えて新聞も郵送で後日お手元へ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主