著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

パソコンやスマホを長時間使う人ほど過食になり太りやすい

公開日: 更新日:

 デジタル機器の使用時間が長くなることで、子供の視力低下が進んでいると聞きます。昨年6月、京都市でコロナによる一斉休校の終了を受けて市内小学生の視力検査を実施したところ、視力が0.7未満の子供は、前年比で6ポイント増の23%でした。

 また、宮城県気仙沼市の小中学生の2020年度の健康診断での視力が、前年に比べて大幅に悪化。小中とも過去5年間で最も悪化の幅が大きくなっているとのこと。考えられる原因として、コロナ禍で屋内活動の増加、ゲームやスマートフォンの長時間使用、ストレスによる影響が挙げられています。

 デジタル機器の使用時間の長期化は、視力低下だけでなく、肥満の増加にもつながります。

 カナダのトロント大学や米国のカリフォルニア大学の研究グループは、米国最大の長期研究ABCDスタディに登録された9~11歳の1万1025人の子供のデータを分析。それによると、パソコン、スマホ、テレビ、ゲーム、アプリなどスクリーンの前で過ごす時間が長い子供たちは、1年後に過食になるリスクが高くなることが分かりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"