阪神・佐藤輝明「打順降格・スタメン落ち」のXデー…藤川監督は「チャンスを与えても見切りが早い」

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 前日までの4試合16打席で10三振。安打は開幕戦で放った本塁打のみと、極度の不振に悩んでいた阪神佐藤輝明(26)に待望の安打が出た。

 2日のDeNA戦。1打席目は大貫の外角フォークに空振り三振を喫したものの、2打席目に同じ外角のやや高めに浮いたフォークを右中間に適時二塁打。実に17打席ぶりの安打が貴重な同点打になった。これで吹っ切れたのか、続く3打席目も右前打を放ったが、4打席目は堀岡に全球直球勝負を挑まれ、高めのつり球に空振り三振。5打席目は二飛、6打席目も右飛に倒れた。かねて調子の波が激しいだけに、まだまだ完全復活とは断言しづらいのも確かだ。

 そんな佐藤輝に、藤川監督は苦言を呈するどころか、むしろ「こういうときは必ずある」とフォロー。昨オフの就任直後に、オフの調整に関して一任したことに始まり、開幕直前にはキーマンとして佐藤輝の名前を挙げ、「チームが一番上を目指していく中では、初回に必ず打順が回る3番に入る佐藤がチームを引っ張ってくれると思う。佐藤の活躍とともに、チームをつくりたい」と、大きな期待を口にした。いくら打てない状態が続いても、3番からは外さない、という決意表明のようにも受け取れる。

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