阪神
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悪癖復活で大乱調の藤浪晋太郎…遠のくメジャー昇格、思い浮かべる“師匠の顔”
28日、マリナーズの藤浪晋太郎(30)がジャイアンツとのオープン戦に登板。5番手としてマウンドに上がったものの、先頭打者にいきなり死球をぶつけるなど、1安打3四死球の大乱調。1イニングもたず、4失点でマウンドを降りた。 1月...
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先日亡くなった吉田義男監督時代の1991年、僕が阪神を逆指名した理由
新人時代の吉田義男監督が、後に解説者に転身した時のことだ。僕が野村克也監督とソリが合わず、苦しんでいる姿を見て、よく甲子園に励ましに来てくれた。その時、吉田さんはこう話していた。 「野村は『このチームはだからダメなんや』とばか...
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吉田義男監督の練習でいつも突き指をしたが、やがて僕の「見せ場」を作る礎になった
僕に内野の守備を仕込んでくれたのは、今月3日に91歳で亡くなった「よっさん」こと吉田義男さんである。阪神を球団史上初の日本一に導いた監督で、僕が入団した時は3度目の指揮を執っていた。 僕にとっては優しいおじいちゃんのような存...
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大柄で足が速くない僕を、なぜPL学園の中村監督はセカンドにしたのか
僕のポジションはコロコロ変わった。 最初はショートとして阪神に入団。その後はセカンド。2005年は岡田彰布監督の「守備の負担を軽減して打撃に専念させたい」との方針でサードに転向。一般的には遊撃や二塁より三塁の方が守りやすいと...
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僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225
打率と打点は両立しない──。 2005年の6月ごろ、打率は3割を超えていたが、5番打者として岡田彰布監督に期待される打点が増えないことで僕は悟った。コツコツ安打を打っても打点は増えない。やはり長打が必要なのだと。 安...
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不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ
2003年、阪神は18年ぶりにリーグ優勝を果たしたにもかかわらず、星野仙一監督が「健康上の都合」を理由に電撃退任。岡田彰布・一軍内野守備走塁コーチが一軍の監督に就任した。 僕は星野監督時代の02年に1番の赤星憲広が故障離脱し...
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バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた
岡田彰布二軍監督は一本筋が通った人だった。 野村克也監督就任1年目の1999年キャンプ初日、「全員でミーティングをやるから二軍も(往復1時間離れた一軍)宿舎に来い」と呼び出された際、「二軍はアタマ使うより練習させなアカンのと...
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野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…
1999年から2001年の野村克也監督時代の3年間、周辺にいるコーチとの間にこんなことがあった。 「監督がこう言っている」と、ある練習を命じられた。僕の考えと違ったため、「こうやってもいいですか?」と返したが、後になって全く監...
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「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…
僕が新人だった1997年は現役時代に「牛若丸」といわれた遊撃の名手、先日亡くなった吉田義男監督だった。1年目に我慢して一軍に置いてくれたおかげで、2年目は打率.293とまずまずの成績を残すことができた。ただ、残念ながら、これからとい...
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僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…
中日時代の「鉄拳制裁」の噂は本当か、というくらい、阪神1年目の星野仙一監督は穏やかだった。ただし、あの時だけは違った。 就任2年目の2003年春のキャンプ。始まったばかりの第2クールで足を痛め、リタイアした僕に、ついに「闘将...
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阪神・藤川監督「取材拒否」「黙とう不在」の舞台裏…岡田前監督とのハレーションに周囲ヒヤヒヤ
阪神キャンプがアノ人の話題で盛り上がっている。 昨年限りで監督を退任した岡田彰布オーナー付顧問(67)だ。6日にキャンプ地に合流すると早速、ブルペンを視察。2023年MVP右腕の村上を「今年一番勝つと思う」と絶賛すると、昨季...
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「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた
星野仙一監督就任1年目の2002年。僕は野球人生をかけたオープン戦初打席でサヨナラ打を放った流れをそのままに、開幕後はレギュラーとして打率.317、15本塁打、56打点の成績を残した。 ただ、シーズン中盤まで首位争いをしてい...
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星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった
「好きなようにさしたるから、やってみろ」 春のキャンプイン直前、就任1年目の星野仙一監督に言われた言葉は、野村克也前監督のID野球にウンザリしていた僕にとってうれしいものだった。ただ、同時に恐怖というか、背筋に衝撃が走るもので...
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阪神の「光と影」を誰よりも経験した名将・吉田義男さん…元球団社長の野崎勝義氏が悼む
阪神監督として1985年に球団史上初の日本一を達成した吉田義男氏が死去した。91歳だった。現役時代に名遊撃手として鳴らした同氏は球団創設90年で唯一、監督を3度務めた。3度目の監督在任時(97~98年)にフロントを務めた元阪神球団社...
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【新連載】星野監督は講演会でいきなり「おまえはクソ生意気らしいから野村さんと全然あかんかったんやろ!」
聴衆がどっと沸いた。 2001年12月に阪神監督に就任したばかりの星野仙一さんの講演会に、僕と数人の阪神の選手が呼ばれた。そこで壇上の星野監督が突然、こう言ったのだ。 「今岡、おまえはクソ生意気らしいな。だから、野村さ...
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阪神・佐藤輝明「脱 岡田」で飛躍の予感…“天才型”打者にあれこれダメ出しはむしろマイナスだった?
佐藤輝明(25)が昨2日のランチ特打で柵越えを連発。逆方向にも大きな当たりを飛ばし、充実した表情を見せた。 この日は、球団OBで近大の先輩の糸井嘉男臨時コーチが合流。佐藤輝の確実性を上げ、調子の波を小さくするためのプランを温...
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藤川阪神にOBからの“雑音対策”…口うるさい岡田前監督、YouTuber掛布雅之氏の動向はいかに
阪神の藤川球児新監督(44)が1月31日、キャンプに向けて沖縄入り。空港で地元関係者から歓迎を受けた。 昨季2位の阪神はこのオフ、目立った補強の動きはなし。FA権を取得した大山、坂本らが残留したものの、投手2人、野手1人の新...
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阪神新助っ人獲得で問われる藤川監督の眼力…就任前はもちろん、今オフも2投手の補強に関与
昨29日の入団会見で怪力をアピールしたのが、阪神の新助っ人、ラモン・ヘルナンデス(28=メキシカンリーグ=右投げ右打ち)だ。 昨季メキシカンリーグで82試合に出場し、22本塁打をマーク。ポジションは三塁をメインに一塁、外野も...
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巨人がドジャースなら阪神はジャイアンツ…虎の指揮官となった村山実氏が私に見せた猛烈対抗心
日本のプロ野球は1960年代に黄金時代を迎えた。職業野球から近代野球の扉を開けた長嶋茂雄が引っ張る巨人のV9が象徴だった。その巨人の連覇を支えたのが「ドジャース戦法」であることは広く知られている。 一方、ライバルの阪神は、巨...
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阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に
11月21日に行われた阪神のタイガース杯ゴルフ。藤川球児新監督(44)が表彰式で挨拶をした時のことだ。 「この2年間、岡田監督で非常に強いタイガースが出来上がりました」 ある出席者によれば、藤川監督はこの日参加した岡田...
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阪神新助っ人の巨漢ドミニカンはあくまで「打てば儲けもの」…メキシコでの本塁打数はアテにならず
阪神は25日、新助っ人のラモン・ヘルナンデス内野手(28=右投げ右打ち)と単年契約で合意に達したことを明らかにした。 今季はメキシカンリーグ「アセレロス・デ・モンクローバ」に所属し、82試合で打率.313、22本塁打。193...
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阪神・佐藤輝明が「炎上発言」でネット大荒れ…藤川監督が必死にフォローする裏事情
阪神の藤川球児監督(44)が24日、球団内で相次いでいる選手の将来的なメジャー移籍志望について言及した。 「彼らがメジャー挑戦という目標を掲げるのはアスリートだから。どんどん高い目標をつくらないと伸びていけない。彼らの発言を聞...
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阪神・佐藤輝明が甲子園「ラッキーゾーン」復活直訴も…味方投手にって《サトテルの拙守こそ死活問題》
気持ちは分からないでもない。阪神の佐藤輝明(25)が23日、年俸1億5000万円の現状維持で契約更改。席上、球団に「ラッキーゾーン」の復活を要望したことを明かしたのだ。 今季は120試合に出場して打率.268、16本塁打、7...
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阪神青柳は背水のメジャー挑戦…先発候補ゴロゴロ、藤川監督《力ないベテラン必要ない》 発言の意味深
阪神の青柳晃洋(31=写真)にとっては、背水のメジャー挑戦といえそうだ。 今月4日にポスティングを申請した変則右腕は45日間の交渉期間の真っ最中。このオフは、佐々木朗希(ロッテ)、小笠原慎之助(中日)が同じくポスティングを申...
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阪神・才木浩人に心配な「藤浪化」…驚異の年俸7000万円アップで生え抜き高卒5人目の大台到達
阪神の才木浩人(26)が20日、契約更改に臨み、7000万円アップの年俸1億2000万円でサインした。 「ここで満足しちゃいけないので、ここからもう1つ、2つ上のレベルにいけるように頑張りたい」と白い歯を見せた右腕は、今季13...
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阪神・青柳晃洋 米挑戦のセーフティーネットは金庫開いたメジャー屈指の「渋ちん&不人気」球団
今オフはロッテ・佐々木朗希(23)、中日・小笠原慎之介(27)、阪神・青柳晃洋(31)の3人がポスティングシステムでのメジャー挑戦を表明。 佐々木には、ほぼ全球団が関心を寄せ、争奪戦に発展するのは必至。小笠原はメジャーでも貴...
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阪神・近本光司「年俸3.7億円」単年契約、来季国内FA権取得も…他球団が冷ややかな目を向ける理由
「その手」には乗らなかった。 阪神の近本光司(30)が昨10日に契約更改を行い、5000万円アップの年俸3億7000万円でサインした。今季も虎の切り込み隊長として打率.285、6本塁打、45打点。3年連続となる通算5度目の盗塁...
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阪神「超金満球団」の底力試される近本光司への提示額…あるか《6年36億円規模》の囲い込み
阪神の近本光司(30)の契約更改交渉が最終局面を迎えているという。 近本は来季中に国内FA権を取得予定。球団はこれを見据えて長期契約を提示しているといわれている。 近本に限らず、多くの選手はFA権取得前年は単年契約を...
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来オフは岡本和真、近本光司のW主演…巨人vs阪神のFA争奪戦は“場外乱闘シーズン2”突入へ待ったなし
「大山は阪神残留で決着しましたけど、巨人と阪神による選手の争奪戦は来年も続きそうです」 こう話すのは、セ球団の編成担当だ。今オフ、阪神から国内FA権を行使した大山悠輔(29)は、巨人との争奪戦に発展。巨人は6年24億円以上、阪...
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阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち
結果的に残留したものの、超一流の厚遇を得たのが阪神の大山悠輔(29)だ。 国内FA権を行使した大山を巡っては当初、複数球団が興味、関心を抱いていた。最終的に5年20億円規模で残留要請した阪神と、6年24億円以上といわれる超大...