プロスカウトが肝を冷やした健大高崎2年生エースの「酷暑の150キロ連発」…心配な今後のフル回転

公開日: 更新日:

「2年生でこれだけ速い球を投げられるのですから、当然、能力は高い。怖いのは故障です」

 とにかく暑い甲子園のネット裏で視察しているプロのスカウトが、こう言って肝を冷やした。

 夏の甲子園第1日の第2試合、健大高崎(群馬)の2番手として登板した右腕の石垣元気(2年)である。

 英明(香川)相手に四回、1死満塁の大ピンチを招くと、小走りでマウンドへ。最速154キロを誇る自慢の快速球がうなりを上げ、高橋を併殺打に打ち取って窮地を脱した。

 以降は150キロ台を連発。五回には153キロをマークし、スタンドからはどよめきの声が挙がった。

 途中、スタミナの消耗を減らすためか、あえて球速を抑えて投げる場面もあったが、96球で5回3分の2を投げ、無安打に抑える好投で初戦突破に貢献した。

「球も走っていたし、丁寧に投げていた」と、青柳監督も褒め称えていたが、怖いのはケガだ。

 石垣は春のセンバツで5試合に登板し、23イニングを投げて防御率1.96をマーク。夏の県予選は3試合14回3分の2を投げた。2年生左腕の佐藤が大会直前に左肘の内側側副靱帯の損傷、疲労骨折が判明したため、悲願の春夏連覇の達成は、石垣の右腕にかかっているといっていい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走