興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」
明日8日は沖縄の興南が登場する。地方大会で準決勝に駒を進めた興南以外の3校はエナジックスポーツ(創部2021年)、ウェルネス沖縄(同18年)、KBC(同15年)。沖縄で〝横文字〟の新鋭校が増えている理由を学校法人興南学園の理事長でもある我喜屋監督に聞いてみると……。
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――近年の沖縄は聞きなれない名前の学校が力をつけています。
「まず、それら学校の母体が何かを調べないと。本来、学校は生徒をある程度確保し、校納金を収めてもらい、そして政府の補助で成り立っている。しかし、近年は『それは学校なんでしょうか?』という出場校が増えているのも事実です。例えば、興南が同じように『今度はスポーツだけの学校にしよう』となったら、財源はどうするのか。生徒が野球部員だらけだったら、本来、一般生徒にも関わりのある校納金から吸い上げるしかなくなる。それは違うでしょう、と僕は思っています」
――野球専門学校のようなものですか。