智弁学園(奈良)小坂将商監督「(欲しい選手が)智弁和歌山とかち合うこともありますよ。人気は…(苦笑)」
智弁学園(奈良)小坂将商監督(47歳)
14日に登場する智弁学園は近年、県内のライバルである天理とほぼ交互に甲子園に出場している。そんなライバル関係や、激戦区・近畿地方の生徒集めについて小坂将商監督(47)に聞いた。
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──天理へのライバル意識は相当強い。
「意識はしますよね、やっぱり。お互いに切磋琢磨して、歴代の方々たちもずっと競い合ってきた。もちろん、甲子園には行きたいですから、その意味では(今回)奈良大会の準々決勝で天理さんと対戦して、勝てて良かったですよ」
──春季大会では2-8で負け、その時のスコアをグラウンドに張り出していたとか。
「春季大会は試合後、選手たちに『スコアボードを見ろ』と。『これを身に刻んで、夏まで頑張ろう』と言いました。普段から天理さんを意識していますが、春は試合でミスがあったり、ビッグイニングをつくられて、まさに力でねじ伏せられた。これを夏までにどう詰めるか。粘りは天理さんの方が上ですから。敗戦直後はチームも悪い方向に傾いてしまったんですが、キャプテンの知花や佐坂、八尾ら3年生がチームを引っ張ってくれました」