早実・和泉監督(西東京)が語る昨夏V慶応へのライバル意識…「(報道陣は)みんなこれを聞いてきますよ」
11日の第1試合に夏は9年ぶりとなる早実(西東京)が登場する。昨年は慶応(神奈川)が107年ぶり2度目の優勝を果たした。西東京大会では苦戦が続いたが、ライバル校の活躍に思うところはあるのか。和泉実監督に話を聞いた。
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――西東京大会は接戦が多かった。
「春季東京大会も2つ勝って3試合目で負けちゃいましたからね。原因? エースの中村心大(2年)が左肘を痛めて、6月までノースローだったのが痛かったですね。春季大会に入るまでは調子が良かったんですが……。練習試合でも2イニングほどしか投げず、そのまま西東京大会に入った。投げていくうちに何とか……と思いましたが、投げてないからスタミナがない。中盤に崩れることもありました。それでも投手陣みんなで凌ぎながら、苦しい試合が続いたことで選手も精神的に強くなりました」
――6試合で58得点と打線は好調でした。
「下級生の時から中心選手としてやってきた宇野真仁朗、高崎亘弘、石原優成の3年生3人の活躍が大きいですね。ただ、本当に良い投手に当たった時にどうなるか。春もそうだし、秋季大会も関東一の畠中鉄心くん(3年)にやられましたし。まあ、打線は水物という言葉もありますから。西東京大会はハイスコアですが、僅差の試合が多かった(3試合)ことは選手の成長につながっていると思います」