その他の病気
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月経前のひどいイライラや落ち込みには抗うつ薬SSRIが効果あり
月経前になると、イライラが止まらなくなったり、激しく落ち込んだりする--。もしかしたらPMSかもしれないと思いつつ、何の手も打たずにいる人も多いのではないか。 ◇ ◇ ◇ PMSとは「月経前症候群」。月経前に精...
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10人に1人が「爪水虫」分厚い爪や濁った爪があれば皮膚科へ…転倒リスク2倍との報告も
足の爪に悩みを抱えている人は約50%──。全国の男女1025人を対象に行われた「『足の爪』に関する調査」(合同会社ひまわりコーポレーション)の結果だ。一方、別の調査で、「足の爪に悩みがある人のうち相談するところがないと回答した人は約...
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精神疾患は技術の発達で原因遺伝子や病態の解明が劇的に進む
精神疾患とは、気分の落ち込みや幻覚・幻想など心身にさまざまな影響が表れる病気のこと。脳内の神経伝達物質の乱れなどにより起こるといわれ、うつ病や双極性障害、統合失調症などが知られている。厚労省が作成した「第13回地域で安心して暮らせる...
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診断支援アプリとウエアラブル機器が脳梗塞の治療や予防を変える
脳卒中とは脳血管に障害が起こる病気の総称で、代表的なものに脳の血管が詰まる脳梗塞と、脳血管が破れる脳出血、くも膜下出血がある。このうち65%を脳梗塞が占め、その主な原因は高血圧で喫煙や飲酒などの生活習慣に関わるといわれている。その診...
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「慢性腎臓病=腎がん」ではないが透析になると発症率15倍
「慢性腎臓病(CKD)になったら、腎がんになるんですよね」と患者さんから相談されたことがありますが、慢性腎臓病になったら腎がんになるわけではありません。 ただ、慢性腎臓病のステージが進み、透析になった場合は腎がんの発症率は上が...
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尿酸値が上がりにくいお酒の種類は? 米学術誌で日本の研究を報告
血液中の尿酸値が高い状態は高尿酸血症と呼ばれ、高尿酸血症が悪化すると、足の親指などの関節が腫れて激痛を引き起こす痛風のリスクが高まります。また、高尿酸血症は腎臓病や糖尿病の発症と関連することも知られており、血液中の尿酸値を正常な範囲...
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母子の命を守るために男性も知っておきたい「妊娠高血圧症候群」
妊娠中に受動喫煙をすると、妊婦自身がたばこを吸うよりも「妊娠高血圧症候群(HDP)」の発症リスクを高める──。今年2月、そんな研究結果が東北医科薬科大学から報告された。かつて妊娠中毒症と呼ばれていた病態で、妊婦の5~10%が発症する...
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慢性腎臓病の食事療法 「野菜・果物は摂取控えめ」という考え方が変わってきた
前回に続き、慢性腎臓病(CKD)の食事療法についてもう少しお話ししたいと思います。 腎臓病の食事療法の3本柱は「塩分」「野菜・果物」「タンパク質」。中でも最も大切なのは塩分を減らすことで、「血圧を下げる」「薬がききやすくなる...
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手首や足首にできるしこり「ガングリオン」は放置しても大丈夫?
20~50歳代の幅広い年齢層で発症しやすいといわれる「ガングリオン」。一度聞いたら忘れられない印象的な名前な、これに悩まされている人は少なくない。 ■痛みはない、悪性腫瘍も見た目そっくり ガングリオンは主に手首の外側や...
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便器を抱えたまま…リポーターの菊田あや子さん“めまい症”との苦闘
今年1月3日でした。朝6時に起きたら、突然、地球がグルングルン回ったの。オエ~ッとなってトイレに行ったけれど、喉に指を突っ込んでも何も出ない。なんとかして吐こうとして吐く体勢になると、またグルグル回る。けれど吐けないから頭を上げる。...
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慢性腎臓病(CKD)は薬では治らない 運動と食事で機能維持に努める
「慢性腎臓病(CKD)」は厳密には病名ではなく、その方の腎臓の状態を示す言葉、つまり総称となります。 「慢性腎臓病にはいろんな種類があるの?」と聞かれることがありますが、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、多発性嚢胞腎などの...
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「睡眠時無呼吸症候群は太っている男性の病気」は大間違い チェックするポイントは?
医療機器メーカーの「レスメド」が行った睡眠に関する調査によると、日本では睡眠の問題を抱えていると回答した人が58%と半数以上を占めたが、医療機関に相談する人は10%しかいなかった。 「日中、眠くて仕方がない」……。睡眠に何らか...
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日本では100人に1人が発症する「統合失調症」は治療で寛解できる
「統合失調症」というと、特殊な精神疾患とのイメージが強いが、日本では100人に1人が発症しているとの報告があり、決して珍しい病気ではない。近年は治療法の研究が進んでおり寛解も期待できるようになってきた。しかし、症状があっても自覚がない...
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尿の色がコーラのような色味ならすぐ病院へ…血尿の可能性
尿の色が最近濃いように思うけど、これは腎臓が悪いせい? こんな質問を受けたことがあります。その「濃い」がどの程度の色なのかはわかりませんが、軽度の腎機能障害では尿の色が濃くなることはまれです。 尿の色が濃い場合、よく...
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脱臼の手術は主に2つ。若くて活動性の高い人にオススメなのは「烏口突起移行術」
肩関節を初回脱臼した後、活動性が高い活動をする場合には50%以上もの確率で再脱臼を起こします。そして手術が保存療法より2回目以降の脱臼を起こさない確率が高いことは、複数の研究で証明されています。 日本で行われている手術は、大...
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心当たりは大ありでした…ギタリストの山下拓実さんバセドー病を語る
2017年、それまで毎日やっていたランニングの最中に乗り物酔いのような状態になって、嘔吐しちゃったんです。たまたまかなと思ったんですけど、ライブをやるたびに体調が悪くて、マネジャーに症状を話したら、「知り合いに同じような人がいた。も...
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慢性腎臓病は適度な運動で生命予後が延び、生活の質が上がる
今回は「腎臓リハビリテーション」についてお話ししたいと思います。 腎臓リハビリテーションは、運動、食事、精神面などを包括して、慢性腎臓病(CKD)の患者さんをサポートするプログラムのこと。公式な学会があり、腎保護の可能性が期...
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「腹膜透析」は血液透析より自分で尿を作る力を温存できる
医療機関では略して「PD(Peritoneal Dialysis)」と呼ばれる腹膜透析。 腹膜は、胃や腸などの臓器を覆っている薄い膜で、これを透析膜とし、カテーテル(細い管)を通してお腹の中に透析液を一定時間入れておく。そう...
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アトピー性皮膚炎治療最前線 新薬が続々登場…医師が特に注目するのはこの2剤
アトピー性皮膚炎の悪化原因はいくつかあるが、その一つがスギ花粉だ。今年は例年より花粉の飛散量が多い地域もあると言われている。そこで押さえておきたいのが薬の最新情報。アトピー性皮膚炎の治療を積極的に行う「巣鴨千石皮ふ科」(東京・豊島区...
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「腸管バリア」を強化して万病の元「腸もれ」を防ぐ!
最近「リーキーガット症候群」なる言葉をしばしば耳にするようになった。リーキーは「漏れ」、ガットは「腸」を意味し訳すると「腸もれ」。現代の万病のもとになるといわれ医学界の注目を集めているこの腸もれに悩む人が、長引くコロナ禍で急増してい...
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花粉症シーズンは腰痛悪化シーズン…7つのツボで痛みを解消
厚労省による国民生活基礎調査(2019年)によると、腰痛の自覚症状がある人の率は男性で1位、女性で2位。そんな多くの人が抱える腰痛は、花粉症のシーズンに悪化しやすいから要注意だ。まだまだ寒くて筋肉が硬くなりがちである上、繰り返すくし...
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ヒロシさん痔ろう壮絶経験…ロケ先の熊本で入院し肛門の脇に管がささったまま帰京
「え? 入院!?」 こう言っては何ですが、「痔」ぐらいのことで? という驚きと、そんなにひどいのか……という思いが入り交じりました。 何より入院なんて怖いじゃないですか。僕は健康診断の血液検査さえもダメな人間なので、手...
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今後、ストレスで胃の負担が大きくなる可能性大! 胃の負担を和らげるには……
最近、記者の周りでは「胃が痛い」「胃がもたれて仕方がない」など胃の不調を訴える仲間が多くなってきた。かくいう記者も何となく胃の調子がよくないと感じることがちょくちょくある。おそらく胃に相当負担がかかっているのだろう。そこで胃の負担を...
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血液透析は病院で週3回 患者同士の情報交換の場になることも
前回、人工透析には血液透析と腹膜透析があることをお話ししました。今回は2つのうち、血液透析について、詳しく説明したいと思います。 日本の透析患者さんは、圧倒的に血液透析の方が多いのが実情。病院に通いさえすれば、あとは医療従事...
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「肥満症」は治療が必要な病気 30年ぶりに新薬「セマグルチド」の承認が了承される
1月末、肥満症の治療薬として「セマグルチド(商品名ウゴービ)」の承認が了承された。発売されれば、1992年発売の「マジンドール(商品名サノレックス)」以来、約30年ぶりの新薬となる。日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」作成...
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鼻水に不快を感じる「後鼻漏」には要注意…患者は50~60代に多い
風邪をひいていないのに夜間に咳が止まらず、なかなか寝付けなかった経験はないだろうか。就寝時に悪化するようであれば「後鼻漏」かもしれない。今月11日、岸田首相が「慢性副鼻腔炎」の手術を受けたと報道されたが、これらの炎症を放置し慢性化す...
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まれだが侮れない「精液アレルギー」 初体験での発症が多い
【Q】20代男性です。性的な話が得意ではなく、その方面の話題に強い友人からいろいろと教えてもらっています。先日、その友人と話していて、女性には「精液アレルギー」という病気があると聞きました。精液によりアレルギー反応を起こしてしまうとの...
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「腹膜透析」自宅で受けられるが、日本では選択者が少ない
「慢性腎臓病です」と医師から言われた場合、多くの患者さんの頭をよぎるのが「人工透析を受けなければならない」という思いではないでしょうか。 慢性腎臓病(CKD)は慢性的に腎臓の機能が低下してなる病気で、その患者数は国内で1300...
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相性が合う医師を求め…精神科医は5回代えても代えすぎではない
精神科の通院患者数が近年増えている。しかし、「なかなか名医に出会えない」といった声も少なくない。 「現在の精神医療は、膨れ上がる患者のニーズにもはや応えられる構造にはないのです」 こう話すのは、名医に巡り合えない理由を...
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寝起きに足の踵がひどく痛む…その症状は「足底腱膜炎」かもしれない
朝、目が覚めて、起き上がろうと一歩踏み出した途端、足の裏に痛みを感じた経験はないだろうか。ランニングの習慣があったり、革靴を履く頻度が高い人は「足底腱膜炎」の可能性がある。「都立大整形外科クリニック」の理学療法士・小尾尚貴氏に聞いた...