その他の病気
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頭痛、肩こり、腰痛… 「腸活」で慢性不調を解消 自律神経研究の第一人者に聞く
頭痛、肩こり、便秘、腰痛、慢性疲労、食欲不振……。何らかの不調を感じるなら、それは自律神経が乱れているからかもしれない。自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部の小林弘幸教授に聞いた。 体のさまざまな機能をコントロールす...
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敗血症の人の「目」はどうなるのか? 糖尿病、がんなどリスクの高い人は要注意
俳優でタレントの渡辺徹さん(享年61)が先月28日、敗血症のため亡くなった。同20日に細菌性胃腸炎と診断され入院。その後、敗血症と診断され治療したが回復しなかった。あまりに突然の訃報に多くの人が驚いたが、敗血症はそれだけ急に病状が進...
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冬の一番の健康法は暖かい部屋で過ごすこと「室温18度以下」は要注意と医師アドバイス
東京は12月に入り急に肌寒くなった。13.4度だった11月末の最低気温は1日の8.4度から徐々に下がり、4日は4.9度となった。中高年のなかには体の温度センサーが鈍くなっていて、「多少寒くても、服を着込めば我慢できる」という人もいる...
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最近の水虫は夏より冬に繁殖する? 取り巻く環境が変わった
【Q】 水虫は夏に多く、秋口からかゆみなどの症状は治まると聞きました。しかし、私の水虫は一向に衰えてくれません。私が知らないだけで特別強力な水虫でも流行しているのでしょうか? 【A】 そういうわけではありません。昔と比べて水虫を...
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むくみはもしかして…心配になった時に確認するポイント
前回に続き、今回も患者さんからのよくある質問について答えたいと思います。 「朝起きたら顔やまぶたのむくみがひどいのですが、腎臓が悪いのでしょうか」「靴下のゴムの痕が取れにくい。足のむくみがひどいのは、腎臓が悪いから?」 ...
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高齢者や終末期患者の抗がん剤の飲み方を考える 在宅医療の名医が解説
前回、高血圧や糖尿病の薬は、年齢、体重、食べる量、運動量の変化に合わせて替えていくべきで、「一生同じように飲み続けなくてはいけない薬はない」という話を「しろひげ在宅診療所」(東京都江戸川区)の山中光茂院長に聞いた。山中院長は毎年20...
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親が糖尿病で自分もそうなら定期的に腎臓検査を受けよう
患者さんからよく受ける質問のひとつが「腎臓病は遺伝しますか?」。ご自身の両親のどちらかが慢性腎臓病を患っている場合に、そういった心配をする方が多いようです。 仮に、お父さまがいま慢性腎臓病を患っているとします。まず気にすべき...
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「自宅だから、自由に動ける」 諦めていたことにもチャレンジ
在宅医療を開始することになったきっかけや事情は、みなさんそれぞれ違います。一方で、一様に戸惑われることもあります。そのひとつが、「自分で選択する」ということ。 病院では、いわば病院のルールにのっとって生活がまわりますが、自宅...
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糖尿病の治療薬が呼吸器疾患に効く 一流医学誌に論文掲載
「COPD」というのは慢性閉塞性肺疾患という病気のことで、主にたばこを原因として、肺が破壊され、慢性の炎症を起こすなどして肺の機能が低下します。COPDで怖いのは、風邪などをきっかけとして急激に呼吸状態が悪化する「急性増悪」と呼ばれる...
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弁護士の伊藤克之さん 発達障害と診断され「原因が明確になってホッとした」
「広汎性発達障害」は現在では「自閉スペクトラム障害(ASD)」と言われている発達障害の一種です。人の表情から感情をくみ取るのが苦手だったり、興味や行動に強いこだわりがあったりするなどの特性が見られる脳機能障害です。 診断された...
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「冬の脱水」を甘く見てはいけない マスク着用に乾燥が重なって…
都内のあるクリニックでは、新型コロナの感染拡大以降、睡眠不調や体調不良を訴える患者によく話を聞いてみると、「脱水」を起こしているケースが増えたという。脱水というと汗をたくさんかく夏は警戒されるが、冬でも注意が必要だ。甘く考えていると...
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ワーケーションが睡眠中の自律神経を整えて動脈硬化を抑える 日本人研究者が初めて証明
ワーケーションという言葉をご存じか? ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語で、リゾート地などで休みを取りつつリモートワークをする働き方をいう。テレワークと混同されがちだが、会社から決められた場所でのみ業務が認められ...
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自覚症状が現れた時には腎臓の点数は100点満点中30点以下
若く健康で何の問題もない人の腎臓機能を100点だとすると、腎臓機能が低下して自覚症状が現れる人の腎臓の点数は30点以下です--。 クリニックに来る患者さんによく言う例え話です。 すでに何度かお話ししている通り、腎臓は...
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咳、痰、息苦しさ…それらの症状なら呼吸器疾患「COPD」の可能性あり
16日は、世界COPDデーだ。COPD(慢性閉塞性肺疾患)は肺気腫と慢性気管支炎を総合した病名で、たばこ病とも呼ばれている。 COPDは別名通り、原因のほとんどがたばこ。たばこの有害物質が長期に気道や肺に触れることで炎症が生...
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シンガーソングライター山口岩男さん語るうつ病からの脱出…薬を1日24錠、10年で体にダメージが
2001年から12年間、向精神薬を服用し続けた自分の結論は、「うつから脱出するには、くよくよせず、早寝早起きして、うまいものを食べ、酒は飲まずに体動かせ」です。講演で最初にそれを言っても全然納得してもらえませんけど、「病気とは何か?...
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尿路結石を「便秘」と誤診された60代男性の悲劇…6時間半も苦悶
尿の通り道に石が生じることを「尿路結石」という。その痛みは激烈で、「群発頭痛」「心筋梗塞」と並び3大激痛を引き起こす病気といわれる。しかしこの病気、一生のうち一度でも罹患する人数は男性15.1%、女性6.8%といわれ、決してまれでは...
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腎機能が低下した状態では安静第一で運動するのは良くない?
最近、ある50代の患者さんからこんな質問がありました。 「腎臓の機能が下がった状態で運動するのはよくないのでしょうか? 40年以上前のことですが、弟が小学生の頃、健康診断で腎臓の数値が悪かったらしく、『1年間体育は見学するよう...
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日本腎臓学会でも注目の「定期的な運動」 まずはちょっと遠回りの散歩から
腎臓病予防のために重要なのは、定期的な健康診断で自分の腎臓の状態をチェックすること。つまり、腎臓の力が弱っているかどうかを早期発見することが、何より大切なのです。これは腎臓だけではなく他の病気でもいえることですが、「昨年の健康診断は...
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「eGFR」は腎臓の通信簿、「尿たんぱく」は腎臓からのSOS
腎臓は、我慢強く、その機能が低下し始めても、なかなか自覚症状が現れにくいということは前回お話ししました。 「沈黙の臓器」ですから、自覚症状が出る頃にはすでに腎機能がかなり低下してしまっている状態がほとんど。では早い段階で腎機能...
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鳥居かほりさんは昨年、子宮全摘を選択「40%の確率でがんになると告げられ覚悟を決めた」
去年8月に子宮と卵巣の全摘出手術を受けました。56歳になっていましたし、もう子供を産むわけでもないし、悪いものはいっそ全部取った方が気分いいよな、心配もしなくて済むし……と潔く決意しました。 病気が見つかったのは去年3月でし...
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風邪の自宅ケアでは要注意…子供に大人用の薬を飲ませてはいけない
秋から冬にかけては急激な気温の低下などで風邪をひきやすくなる。とりわけ学校や幼稚園などで集団生活を送っている子供は風邪やインフルエンザといった感染症の原因になるさまざまなウイルスに感染しやすい。小児科にかかれない場合、自宅で薬を飲ん...
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「沈黙の臓器」腎臓の病気に在宅医療の専門医はどう対峙しているのか?
心筋梗塞、脳梗塞、がんなどという「わかりやすく怖い病気」と比べて、この病気のことはピンとこない人が多い。「慢性腎臓病」は日本人の8人に1人が罹患し、統計上「腎臓病」は死因の第7位である。しかし、これは氷山の一角の数字かもしれない。こ...
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気温が急に上がると盲腸が増える? 米国68万人のデータを解析
急性虫垂炎(盲腸)は、お腹の感染症として非常に馴染みのあるもので、お腹の右下の部分が強く痛んで熱が出るのが典型的な症状です。昔は手術をして盲腸を切除するのが一般的な治療でしたが、最近では軽症のものは抗菌剤(抗生物質)を使って治まれば...
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体全体のバランスにも違和感が…大島花子さん顔面神経麻痺を振り返る
2017年10月、茨城で行われたコンサート会場の楽屋で鏡を見たら左眉がすごく下がっていてびっくりしました。 振り返れば、その日の朝から唇になんとも言えない違和感がありました。お昼にパスタを食べたときも「食べづらいな」と思って...
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腎臓は体内の環境を整備する司令塔 不要物の排出が重要な役割
みなさん、腎臓ってどんな臓器で、どんな働きをするか、ご存じですか? 腎臓に関連する用語で「人工透析」くらいは知っていても、それ以外となると、首をかしげる人が多いのではないでしょうか。 しかし、腎臓は機能低下がある段階を超える...
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C型肝炎は「治る時代」なのに「治らない患者」がいる理由
肝硬変や肝臓がんに大きく関与しているのがC型肝炎ウイルスだ。C型肝炎ウイルスに感染すると70%が持続感染者となる。治療でウイルスを排除しなければ肝臓の線維化が進み、「慢性肝炎→代償性肝硬変→非代償性肝硬変→肝臓がん」と進行。非代償性...
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なかなか治らない「うつ病」は「そううつ病」の可能性あり 速やかに適切な治療が必要
うつ状態が続く「うつ病」は、本人も周囲も比較的気づきやすい。一方、「そううつ病」と一般的に呼ばれる双極性障害は自他ともに気づかれにくく、医療機関でも見逃されがちだ。 双極性障害は、そうとうつの状態が反復する疾患だ。そう状態は...
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もやもや病と闘うバルーンアーティストの神宮エミさん「かわいらしい病名の割に…」
「脳梗塞です。ご主人を呼んでください」 医師からそう言われたのは2020年5月の連休直前でした。 その前日の夕方、キッチンでコップを取ろうとして手を伸ばした瞬間、急に脚の力が抜けて床にうずくまってしまったのです。ビック...
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大腸全摘手術も経験…漫画家の島袋全優さん潰瘍性大腸炎との苦闘
大腸全摘をしたら完治するって信じていました。一時的にストーマ(人工肛門)にはなるけれど、うまく小腸と肛門がつながったらほぼ普通の生活ができるって。でも、2014年から何度も手術を繰り返して少し落ち着いたのが2019年。また手術する可...
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「幸せな最期」を迎えるためにはどうすればいいのか?看取りの名医が指南
人は誰しも安らかな最期を望む。しかし、人の死に立ち会った経験がなかったり知識がなければ、勝手な思い込みで大事な人を最期まで苦しめることにもなりかねない。年間200人超の看取(みと)りを行う「しろひげ在宅診療所」(東京・江戸川区)の山...