その他の病気
-
冬の「脳梗塞」の前兆と予防法 気が付かないと命取り…TIA発症が前触れに
脳梗塞は恐ろしい病気だ。突然発症して、命を奪うか、運よく生き延びても体の自由を奪う。リハビリに励んでも後遺症に苦しむ人は多い。脱水から血液が固まりやすい夏場に多いといわれるが、国立循環器病研究センターの調査によると、75歳超、中等症...
-
乳幼児の湿疹に注意! 積極的治療で食物アレルギーの連鎖を断つ
生まれたばかりの赤ちゃんは湿疹を起こしやすいが、それが将来のアレルギー症状へつながっている場合がある。新米パパ・ママが知っておくべきことは? ◇ ◇ ◇ アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性...
-
手の「こわばり」は年のせい? 使いすぎ? それは違います! 更年期症状の可能性
女性特有の悩みの一つに手指の痛みや「こわばり」がある。中高年の場合、それらは、更年期症状である可能性がある。適切な治療を受けずにいると、指の変形が進み、日常生活に支障をきたす恐れがある。 「四谷メディカルキューブ」(東京都)で...
-
月別死亡がアップする…寒い2月は「血管病」に要注意!
気温が低い2月は血管の病気に注意したい。高血圧性の病気、心筋梗塞、心筋症、不整脈などの心臓の病気、くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞などの脳血管の病気で亡くなる人が多くなる。相武台脳神経外科(神奈川県相模原市)の加藤貴弘院長に聞いた。 ...
-
東洋医学からみた健康の秘訣は…不調が病になることを防ぐ
東洋医学において、体の不調は気・血・水などなんらかのアンバランスの現れ。不調の改善だけでなく、不調を引き起こしているアンバランスを整え、不調が病となるのを防ぐことが重要だと考えています。 およそ2000年前にまとめられた東洋...
-
「能登半島地震」避難所の食事の現状…高脂質、高塩分のメニューが続き体が悲鳴
能登半島地震発生から約1カ月が経った。日々報道されているように能登半島内でも地域によって状況はさまざまで、いまだ栄養のある食材が十分に行き届いていない地域や避難所もある。一方で、食べる物はあるが、栄養面では問題が散見されるところもあ...
-
ワンランク上の健診「脳ドック」(4)頸動脈エコーで「一過性脳虚血発作」のリスクを知る
一般的な脳ドックのメニューには、必ず「頚動脈エコー」が含まれています。超音波装置を使って、頚動脈の動脈硬化をチェックする検査です。 頚動脈は、首を通って頭に血液を送るための動脈で、首の左右に1本ずつ通っており「総頚動脈」とも...
-
糖尿病の人は「帯状疱疹」を発症しやすい…50歳以上は要注意
糖尿病の人がなりやすい皮膚病といえば水虫が有名だが、このところ患者数の増加が目立つ「帯状疱疹」もそのひとつだ。糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)院長の辛浩基氏に聞いた。 ◇ ◇ ◇ 「帯状疱疹は、顔や体...
-
ワンランク上の健診「脳ドック」(3)MRAで狭窄と動脈瘤を見つける
「MRA」は、MRI装置を使って脳内の血管を3次元画像にする検査です。それで「脳動脈瘤」の有無が分かります。 脳動脈瘤は、動脈の枝分かれする部分にできる、風船状のコブです。その壁は通常の血管よりも薄く、破れやすくなっており、中...
-
ワンランク上の健診「脳ドック」(2)目的は「隠れ脳梗塞」の発見
脳ドックのMRI検査は、主に「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)」の有無を診ることを目的としています。その名のとおり症状が出ない、ごく小さな脳梗塞で、その大半は、脳の奥のごく細い動脈が詰まってできたものです。 ただしMRIで検出で...
-
娘を出産した直後から突然、体に力が入らなくなった
もし足元に空の紙袋が落ちていたら、皆さんはそれを蹴ることができますよね。でも、CIDPを患う私には蹴ることができない。足に力が少しも入らないんです。紙袋の存在に負けてしまい、足を前に出せず、前方に倒れてしまう。転んでしまうことは、非...
-
お酒でトラブルの経験があるなら「減酒外来」を受診したい
年末年始は飲み会の機会が増えた人も多いだろう。ただ、気を付けているはずなのに飲み過ぎて昨日の記憶がない、ひどい二日酔いで動けない経験がある人は、軽度のアルコール依存症の可能性が高い。近年、注目されているのが「減酒外来」だ。実際に外来...
-
「自宅看取り」が注目されているが…人はどこで亡くなるのか 80歳以上では「病院」が増加
住み慣れたわが家で最期を迎えたい。そう願う人は多いが、実際はどうなのか? 厚労省が公表している2022年人口動態統計(確定版)によると、この年に亡くなったのは156万9050人。このうち、施設内で死亡したのは126万7346...
-
最近、足の感覚が鈍いのですが糖尿病の合併症でしょうか?
世界では30秒に1本のペースで足が切断されているのをご存じでしょうか。その多くは「糖尿病性足病変」によるものです。現在、日本には2000万人の糖尿病患者がいるとされ、そのうち10%の人に足病変が生じるといわれています。 これ...
-
篠山紀信さんも坂田利夫さんに続き…27年間で8.3倍増の「老衰」とは穏やかな最期なのか?
写真家の篠山紀信さんが今月4日に亡くなった。83歳だった。死因は「老衰」だという。昨年の12月29日に82歳で亡くなったコメディアンの坂田利夫さんの死因も老衰だった。老衰というと、これといった病気もなく、苦しまずに天寿を全うしたイメ...
-
“エリテマちゃん”…病気はもう一人の自分として捉えている
最初に不調を感じたのは10年前の冬です。手首の関節が痛くなり、湿布を貼ったりしていたんですが、2週間ほど経った頃には全身の関節が痛くなり、少し動いただけでも激痛が走るようになりました。 横になったら起き上がれないほどのレベル...
-
下肢にしびれや痛み…脊柱管狭窄症の最新治療「FEL」は手術後3時間で歩ける
脊柱管狭窄症で歩くのがつらい──。そう感じているなら積極的な治療を検討すべき。高齢者の10人に1人が該当するといわれる脊柱管狭窄症は活動量低下につながり、やがてはフレイル(虚弱)や認知機能低下につながりかねない。90代でも可能なほど...
-
猫を飼っていると統合失調症になりやすい?専門誌で研究報告
思春期から40歳までに発症しやすい精神の病気のひとつに「統合失調症」があります。考えや気持ちがまとまらなくなる統合失調症は、幻覚や妄想が生じたり、感情表現が乏しくなるなどの症状を特徴とします。 統合失調症はストレスや脳神経の...
-
「歯磨き」は肺炎をどれだけ予防できるのか? 米国の内科医学誌で報告
がんや心臓病などに次いで、特に高齢者の死亡原因として重要なのが「肺炎」です。肺炎になると、通常の場合、抗菌剤(抗生物質)が使用されますが、細菌性の肺炎以外には効果がありませんし、抗菌剤が効きにくい耐性菌が増加している、という問題もあ...
-
寒い冬に指が白く変色したら「レイノー現象」を疑う
寒い冬の時季、手がかじかんで指の色が赤や紫色に変色した経験はないだろうか。しもやけが代表的だが、急に白く変色した場合には背後に全身の病気が隠れている危険がある。「すずひろクリニック」院長の鈴木王洋氏に聞いた。 「去年の冬は例年...
-
正月明けに急増する! 脂肪肝が気になる人は「FIB-4 index」の利用を
新年がスタートしたばかりだというのに体がだるくて元気が出ない。そんな人は、お正月の食べて飲んで寝る怠惰な生活で、肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」になっているのかもしれない。糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長に話を...
-
なぜ、いまの日本で足の専門医が求められているのでしょうか?
アメリカには医師や歯科医師のように、足のトラブルを専門に診療する「足病医(ポダイアトリスト)」がいるのはご存じでしょうか。 一般の医師とは異なる国家資格で、4年制大学を卒業後、足病学の専門大学に進学し、卒業後はさらに3~4年...
-
東日本大震災に学ぶ「避難所肺炎」になりやすい人…口腔内ケアが重要
能登半島を震源とする最大震度7の地震の影響で、正月早々、避難所に多くの避難者が身を寄せている。地震発生翌日の1月2日時点では石川県内だけで3万人を超えたという。 そんな避難所では、避難生活が長期にわたるとさまざまな感染症が発...
-
長引くまぶたのピクピクは「顔面痙攣」の危険あり…生活に支障が出るケースも
まぶたがピクピクする--。眼精疲労や睡眠不足をきっかけにまぶたが痙攣する眼瞼ミオキミアの経験がある人は少なくないだろう。ほとんどは数日で治まるが、まぶたのピクピクが長引く場合、他の病気が潜んでいる可能性が高く注意が必要だという。関東...
-
「意外な死因」2022年最新版…死亡した156万9050人を調査
お正月は心静かにわが身を振り返り、将来を考える時間でもある。人によっては残りの人生を思い浮かべ、自身の最期を考える人もいるだろう。限りある生を使い果たして悔いなく旅立ちたい。しかし、亡くなった人のなかには、心がけ次第では予防できそう...
-
75歳以上は要注意!冬の脳梗塞を防ぐための「起床の作法」
脳梗塞は季節を問わず1年中、気をつけるべき病気だが、75歳超の人はとくに冬場は注意したい。「相武台脳神経外科」(神奈川県相模原市)の加藤貴弘院長に話を聞いた。 国立循環器研究センターの研究チームが2015年までの5年間に同セ...
-
難病の表皮水疱症と闘う梅津真里奈さん「治療薬はないのでキズができるたびに…」
「表皮水疱症」は、生まれつき表皮と真皮をつなぎとめるタンパク質が不足したり、欠損したりしているために、ほんのわずかな衝撃で皮膚がただれたり、水ぶくれができてしまう難病です。表面の皮膚だけではなく、口の中や食道などの粘膜も弱いので常にど...
-
高齢者は「餅の窒息死亡事故」に注意! 男性は女性の2.6倍多い
いよいよ明日はお正月。食べることが楽しみの高齢者にとっては、この時期に食べるお餅を楽しみにしている人もいるだろう。 しかし、毎年、お正月の死亡事故で目立つのが高齢者による「餅の窒息死亡事故」であることを忘れてはいけない。厚労...
-
頭痛の痛みのパターンが変わったら甲状腺機能の異常を疑え
あまり知られていないかもしれませんが、甲状腺機能の異常が頭痛を増悪させる、もしくは、頭痛の性状を変化させることがあります。 甲状腺機能にはどんな疾患があるのか。ひとつは「バセドー病」という甲状腺機能亢進症。甲状腺の働きが異常...
-
40%が3年以上痛みを抱える「五十肩」…4つのポイントだけ押さえれば対策はOK
肩が痛くなり、腕を上げるのが困難になる五十肩。発症は50~60代で最も多い。この五十肩、そのうち良くなるだろうと様子見をしている方が多いのではないか。 五十肩は、確かに放置していてもそのうち良くなることがある。しかし、「その...