その他の病気
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人工肩関節手術の後は以前と同じようにスポーツができる?
人工肩関節置換術は、損傷を受けた肩関節を人工のものに置き換える手術。手術によって再びできるようになることもあれば、できないままであることもあります。 長年続けてきたスポーツで関節が損傷した患者さんも少なくなく、そのため「自分...
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パートナーが発達障害の人「カサンドラ症候群」要注意 不眠や食欲低下を招き、うつリスク増
近年、発達障害の認知度が高まる中、自閉症スペクトラム症(ASD)の人とコミュニケーションがうまく取れずトラブルになり、周囲の人の心身に不調が現れる「カサンドラ症候群」という言葉が広まりつつある。放置するとうつ病を発症する危険性がある...
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「多汗」で手術を受けようと思ったら…絶対にやるべき「2つのこと」
「多汗」が気になり、治療を受けようと思っている人は、その前に頭に入れておきたいことがある。 汗の悩みを専門に診る「山本英博クリニック」(東京・渋谷)の山本英博院長のもとには、「他院で多汗症の手術を受けた。その後、汗が止まらなく...
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汗が多いのが悩み…単なる汗かきか、それとも「多汗症」か?
腕を上げたら、洋服のワキの部分の色が変わっていて焦った……。たくさん汗をかく季節、自分の汗に不安を感じたことがある人は多いのではないだろうか。 「多汗症」は、日常生活で困るほど汗の量が多くなる病気。手のひらやワキ、顔や頭皮、足...
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【尿酸値】が高いのはデメリットだけではない 認知症リスクが低下する
尿酸値が上がると、痛風だけでなく、尿路結石のリスクも上がります。痛風患者の数%から10%以上が尿路結石を合併するそうです。尿路結石の痛みは、あらゆる病気の中で最強クラス、しかも何度も繰り返していると、慢性腎不全に進むこともあります。...
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5代目・江戸家猫八さん 高3の秋に「ネフローゼ症候群」が発覚し30歳まで自宅療養
今でも免疫抑制剤で症状をコントロールしている状態でして、「完治」ではないけれど「寛解」しております。この安定した状態になるまでに18歳から30歳まで12年間かかりました。そして46歳の今、薬の量を少し減らすかどうか、主治医と話し合っ...
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梅雨に悪化…不快で眠れない「むずむず脚症候群」を改善したい
夜、脚に違和感や不快感を感じて寝付けない──。そんな人は「むずむず脚症候群」かもしれない。日本人の30人に1人が発症するとされ、日中よりも夜間に脚の不快感が強まるのが特徴だ。湿度や気温が高くなると症状が悪化するので、これからの時期に...
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潰瘍性大腸炎とクローン病の総称「IBD」とはどんな病気? 患者推計は29万人
先月19日は、世界では「World IBD Day」と制定されており、日本では「IBDを理解する日」。2013年に患者団体と製薬会社「アッヴィ合同会社」がIBDへの理解を広げることを目的に制定した。IBDとはどういう病気か? 北里大...
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へんとう手術の実際の効果は? 医学誌ランセットに論文掲載
急にのどが痛くなって高熱が出て、のどを鏡で見ると、へんとうが赤く腫れていて、そこに白い膿(うみ)のようなものが付いています。これが「急性へんとう炎」です。へんとう炎の原因はさまざまですが、ウイルスや細菌の感染によることが多く、細菌性...
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突然の頭痛や首痛は…くも膜下出血を招く「椎骨動脈解離」かもしれない
くも膜下出血を引き起こす一因となる解離性脳動脈瘤という疾患がある。2019年7月、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏(当時87歳)は解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で亡くなった。また昨年、「千鳥」のノブ(43)や「ダイアン」...
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コロナ禍を経て懸念される「免疫力の低下」 この夏は「体内マスク」で乗り切る!
猛威を振るってきた新型コロナウイルスも5月8日から感染症法上の位置づけが2類から5類に移行した一方で、第9波の到来も予測されており、再発にももちろん注意が必要だ。そんな中、新たに懸念されていることがあるという。それは……。 ■...
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声の変化に注意を!「嚥下障害」「嚥下性肺炎」リスク増の前段階
見た目の若さにこだわる人も、「声」には無頓着なのでは? 声も、体の他のパーツと同様に、老化する。京都府立医科大学耳鼻咽喉科・頭頚部外科の平野滋教授に話を聞いた。 ◇ ◇ ◇ 「声帯は、楽器としての粘膜の弦のようなも...
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がんと誤診されやすい「IgG4関連疾患」とはどんな病気なのか
都立駒込病院で、世界で初めてとなる診療専門施設「IgG4関連疾患センター」が今年4月に立ち上がった。IgG4関連疾患は、近年、国際的にも注目されている疾患概念だ。センター長の神澤輝実医師(都立駒込病院名誉院長)に話を聞いた。 ...
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肩が痛いのに医師から「とりあえず様子見で」と言われたら…
先週紹介した上腕二頭筋腱損傷。この病気は肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)や腱板断裂と症状は似ています。ある方向に腕を動かすことで痛みが生じる、夜間痛があるなどです。 上腕二頭筋腱損傷を持つ方は特に「痛くない反対の肩に手を置きに...
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測定不能なほどの高血圧…でも、お金がないから病院にかかれない
「要介護3で、3年間どこにも受診されていないようで、ケアマネさんもついてないんです」 地域包括支援センターから、こんな連絡があったのは、この春のこと。高血圧症と言語障害を患う、内縁の夫と暮らす90歳の女性が在宅医療を始められま...
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痒みが悪化する! アトピー性皮膚炎の「汗対策」4つのポイント
アトピー性皮膚炎の患者にとっては、「汗」は不快さだけで済まず、痒みが増す原因になることも。どう対策をすればいいのか。巣鴨千石皮ふ科(東京・豊島区)の小西真絢院長に話を聞いた。 「アトピー性皮膚炎の患者さんが症状がひどいと訴える...
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飲酒は「腎臓」にも大きなダメージを与える…缶ビール1日3本以上は危ない
毎日、日本酒を3合以上飲む習慣があると、腎機能低下のリスクにつながる──。先月、そんな研究結果が大阪大学から報告された。腎機能が低下し慢性腎臓病(CKD)を発症すると、人工透析のリスクが高まる。毎日晩酌の習慣がある人や、腎機能の数値...
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重症では手だてがなかった「円形脱毛症」にリウマチ治療薬が効果大
昨年6月、主に関節リウマチの治療に使われるJAK阻害薬「オルミエント」(一般名バリシチニブ)の適応として、重症の「円形脱毛症」が追加された。これまで、重症の円形脱毛症に対しては有効な治療薬がなかっただけに期待されている。円形脱毛症は...
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あなたの「日焼け止め」の選び方・使い方は間違っている…皮膚の老化、がん、老人性イボの原因に
美容意識が強い女性でも、日焼け止めの選び方・使い方を間違っている人がかなりいる。男性ならなおさらだ。メディカルプラザ江戸川(東京・江戸川区)皮膚科の松本千夏医師に聞いた。 「美容の基本は、365日、日焼け止めを塗ること。どんな...
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性感染症専門医が語る「サル痘」が日本で急拡大する裏事情…2023年に入り100人突破
サル痘が静かに感染拡大している。国立感染症研究センターが毎週公表している「感染症発生動向調査週報速報データ第15週」(4月10~16日)によると、新たにサル痘が報告されたのは4件、今年の累計数は102件となった。サル痘の日本上陸が初...
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【男性不妊】世界中で精子の数が減少している…40年で60%減との報告も
不妊症の原因は男女どちらにもある──。この認識は徐々に浸透しつつあるが、自分の身に置き換えた時、「俺は大丈夫」などと思っている男性は少なくないのでは。 「不妊症の原因の約半数は男性因子が関係しています」 こう指摘するの...
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小中学生の8.8%が該当 発達障害は「触覚過敏」に悩むケースも多い
「発達障害」と診断される人が増えているという。症状のひとつとして大きな音を苦痛に感じる「聴覚過敏」が知られているが、最近、今まで必ずしも重要視されていなかった「触覚過敏」に悩む人が少なくないことも明らかになった。国立障害者リハビリテー...
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うつ病などの精神疾患でもないのに…急に怒りっぽくなった人に潜む病気
人が変わったように急に怒りっぽくなった。そんな指摘を受けたことはないだろうか? たまたま忙しかったり、強いプレッシャーがかかっている状況であれば、短期的なストレスが原因かもしれない。しかし、そうした心当たりはなく、精神疾患もない。脳...
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人工透析を回避するためにこれからやれることをやっていこう
これまで約半年にわたって「慢性腎臓病(CKD)」についてお話ししてきました。なぜ、これだけ時間をかけて詳しく話してきたかというと、慢性腎臓病になると、連鎖してほかの臓器も悪くなっていく可能性が非常に大きいからです。 慢性腎臓...
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繰り返す気管支炎、肺炎、中耳炎…「原発性免疫不全症」かもしれない
東京都では4月1日から「拡大新生児スクリーニング検査」が開始された。日本では公費で20の病気に対して「新生児スクリーニング検査」が行われているが、対象外の7つの病気に対して、有料でスクリーニング検査が行われる。そのうちの1つが、原発...
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なかなか良くならないうつ病は「そううつ病」を疑え
なかなかよくならないうつ病は、もしかしたら「双極性障害(双極症)」かもしれない。一般的には、そううつ病とも呼ばれる。 双極性障害とうつ病。どちらも似たようなうつ状態を経験するため混同されがちだが、医学的には別の病気であり、治...
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肩関節の腱が切れる「肩腱板断裂」があっても肩は動かせる
40歳以上に多い肩の疾患に「肩腱板断裂」があります。腕の骨と肩甲骨をつなぐ腱が切れてしまった状態です。 肩腱板断裂について調べると、大抵の場合、「腕が上がらなくなる」「肩関節の痛みがある」などと書かれています。私がお伝えした...
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脳梗塞を乗り越えたLE VELVETS佐賀龍彦さん「目覚めたら右半身がまったく動かない状態に…」
「放っておいたら破裂して、くも膜下出血を起こすかもしれないから手術しましょう」 そう言われて手術したら、「脳梗塞」になって右半身が動かなくなってしまいました。 始まりは数年前からひどい頭痛が月に2~3回起こるようになっ...
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病気で安静にしていると「寝たきり」につながる危険がある
風邪をこじらせてしばらく寝込んでいたら、いざ歩こうとしたときに足に力が入らない--。そんな経験がある人は少なくないのではないか。病気やケガで数日間以上安静にしていると、身体機能や精神機能が低下する「廃用症候群」(生活不活発病)が起こ...
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「ネフローゼ症候群」は足だけでなく顔や目の周りまでむくむ
「ネフローゼ症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 腎臓の病気の一種で、一時的に尿の中に大量のタンパクが出てしまう状態をいいます。名前が印象的なせいか、ドラマで見たり、小説で読んだりして覚える人が多いようで、「ネフロ...