NEWSを読み解く今週のキーワード
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最近よく聞くIoTってなんだ?
80年代からいち早くオープンなコンピューター環境の「トロン」を提唱。その後、暮らしのどこにでもコンピューターが介在する「ユビキタス」社会の到来を説いたことで知られる著者が教えるIoTのすべて。 …
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映画界、出版界も注目 なぜいまヒトラーなのか?
画家を名乗りながらも売れない貧乏暮らし。親の遺産で食いつないでいた引きこもり同然の若者が、兵卒として参戦した第1次大戦のあと、いきなり右翼の集会で頭角を現す。それがヒトラーだ。 彼の人生につ…
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時代に翻弄される「沖縄の底力」
「琉球独立」をとなえ、米大統領選ではトランプ勝利のほうがいいとまで主張する最近の沖縄。その底力を探る――。 アメリカとの粘り強い交渉姿勢がいまなお記憶に新しい元革新県知事と、外務省の切れ者官僚…
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選挙の結果を左右するのは…? 米大統領選直前ガイド
米留学時代に民主党の上院議員事務所でインターンをしたこともある著者。選挙運動も現場スタッフとして経験し、アメリカ政治を「内側」から語ることのできる数少ない日本人政治学者だ。 選挙や政権運営の…
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つながりの田舎
「田舎に暮らす」などと気軽に口にしながら失敗する例は後を絶たず。では何をすれば本当に成功できるのか。それを知るための本を精選した――。 近年最も成功した町おこしの実例として全国から注目されてい…
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若者たちに芽生えつつある「台湾人意識」とは何か?
同じ「民進党」ながらも日本と違って大躍進したのが台湾。新しく登場した蔡英文総統のもとで台湾はどうなるか――。 経済的には中国に依存しながらも政治的・歴史的には中国と対峙する。そんな微妙な立場…
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格差拡大の中で人知れず貧困に沈む多数の子どもたち。社会のゆがみのしわ寄せをまともに食らうのは日本の次世代だ。
文科省の発表によれば給食費を払えない子どもたちについて、約6割の小中学校が「保護者の責任感や規範意識」の欠如と認識している。 しかし、給食費の未納家庭が本当にどんな状況なのかを全国規模で調査…
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トランプとは雲泥の差のはずなのに、一向に支持率の上がらないヒラリー。いまだ人気の夫ビルとは何が違う?
不倫が原因の偽証と司法妨害で下院に弾劾決議されるという前代未聞の恥辱にまみれた大統領。政権発足時の戦後生まれ初の若き元首のイメージは地に落ち、好景気に助けられた日和見の政治屋という印象を残したのがビ…
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日露“ゴマすり外交”の昨今 改めて振り返るロシアの今昔
近年のロシアといえばプーチン大統領の存在感と軍事大国ぶりが際立つ。古くはモンゴル、近世はポーランド、近代にはナポレオンや独ナチスなどから侵略を受けた歴史があり、ピョートル大帝の時代からは徴兵制や先進…
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当時の少年少女は高齢者に 伝説の「ウルトラQ」が50周年
日本のテレビ放送開始は1953(昭和28)年。受信契約数はわずか1485世帯だが、翌年には10倍以上の1万6779世帯に急上昇。「電気紙芝居」と見下していた映画界も急速に危機感を募らせることになった…
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若者の創作意欲刺激 大人気SNS「インスタグラム」の正体
いま企業はこぞってSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用に乗り出している。少し前まではフェイスブックなどに公式アカウントを持って新商品やイベントの告知などに役立てていたが、いま人気は…
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テレビとジャーナリズム ますます露骨化する報道への圧力
NHKのドキュメンタリー制作者としてチェルノブイリ以来の原発問題のプロとして知られた著者。しかし「3・11」までの10年間、東電幹部らが加わったNHK経営委員会に目をつけられたか、現場を干されて放送…
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強権体制に君臨するロシア大統領プーチン。その権力の実相に元モスクワ特派員が迫る
旧ソ連の悪名高い諜報機関KGB。かつてプーチンも勤務し、FSB(連邦保安局)となったいまはプーチン体制の先兵だ。著者は今年2月、モスクワでFSBに突然拘束され、長時間の尋問を受けた元朝日新聞モスクワ…
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結局、西洋人には「イスラムの教え」がわかってない。だからテロも終わりが見えないのではないか。
イスラム社会を専門とする学者2人の対論集。出発点はテロの被害者とされるフランスが、歴史的に見ればかつて中東地域を勝手に分割した加害者側だったということ。1916年、オスマン帝国に対して英仏が仕掛けた…
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一向に打開の兆しのない「沖縄問題」の実態と真実に迫る
米軍基地依存といわれる沖縄経済。その実態はどうなのか。沖縄出身の経済学者である著者によれば問題点は2つ。 第1は沖縄が県外に売る収益が8413億円、県外から買う支出は1兆5710億円と、県際…
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「男たちよ!」時代は変わったが…主夫になりたい男の現実
かつて伊丹十三著「女たちよ!」が名著と呼ばれた時代があった。いまは女が男たちをイジり倒す時代だ。 言葉だけならもう珍しくなくなった「専業主夫」。しかし実際にいるかというと、大半の読者は首を横…
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中国経済はバブルリレーのアンカー(最終走者)なのか?
急減速の中国経済。世界が身構える中、先行きは読めるか――。 5年前、中国の急成長の勢いに世界が目を見張っていたさなか、証券系アナリストの著者は新興国ブームの終わりを予想し、「中国経済ピークア…
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【18歳選挙権】若者世代は日本の政治を変えられるか?
いよいよ始まる18歳投票。政治に無関心といわれる若者世代は日本の政治を変えられるか――。 「マイルドヤンキー」「さとり世代」など数々の流行語を世に広めた広告代理店系アナリストによる18歳選挙論…
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在宅にせよ病棟にせよ 今や老後は「牢獄」だ
介護したりされたりの高齢者。在宅にせよ病棟にせよ、今や老後は牢獄だ。国の掲げる「自助、共助、公助」というスローガンのむなしさを知れ――。 今年3月、最高裁で下された注目の裁判の判決。名古屋で…
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トランプ大放言 毒々しくずぶといユーモア感覚は侮れない
米共和党大統領候補に決まって一気に注目度の上がったドナルド・トランプ。おかげで毒々しい彼の放言集も続々登場している――。 トランプ放言集の特徴は、著者がトランプびいきかトランプ嫌いか、はっき…