若者の創作意欲刺激 大人気SNS「インスタグラム」の正体

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「できる100の新法則 Instagramマーケティング」株式会社オプト&できるシリーズ編集部

 いま企業はこぞってSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用に乗り出している。少し前まではフェイスブックなどに公式アカウントを持って新商品やイベントの告知などに役立てていたが、いま人気はなんといってもインスタグラム。

 理由の第1は写真に特化したことで「言葉の壁を難なく越えてしまう」こと。またフェイスブックの「再共有」やツイッターのリツイートなどのような「拡散」機能がないのも特徴。SNSが爆発的に流行したのは情報を手軽に拡散できることだったが、インスタグラムは逆に自分で写真を撮る行為が前提になる。これを面倒と思うのはこれまでの「読むだけ・見るだけ」のマスコミに慣れた中高年で、SNS慣れした若者たちにとってはユーザーとしての創作意欲を刺激されることを意味する。つまりインスタグラムの成功は、それだけSNSが成熟してきた証しでもあるのだ。

 本書はこれを活用して自社のマーケティングに役立てる法をアドバイス。担当者を「運営」と「効果測定」に分けて客観的視点を持つことも大事。投稿する時間帯もユーザーの移動時間かリラックスタイムを狙うこと、と細かなアドバイスが特徴だ。(インプレス 2000円+税)

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