実家が被災した大の里泰輝は「横綱3度」の相撲エリート…白鵬も欲しがった数十年に一人の逸材
大の里泰輝(23歳・二所ノ関部屋・前頭15枚目)
角界では「数十年に一人の逸材」と評判だ。
相撲が盛んな石川県津幡町に生まれ、北陸でも相撲強豪校として知られる糸魚川市立能生中、新潟県立海洋高に相撲留学。日体大では学生横綱1回、アマチュア横綱2回の栄冠を手にし、昨年3月、幕下付け出し10枚目格で二所ノ関部屋に入門した。
「いわゆる相撲エリート。能生中から海洋高、そして日体大というのは定番の進学ルートです。プロ入りの際は元横綱白鵬が親方を務める宮城野部屋をはじめ、さまざまな部屋から勧誘があった。二所ノ関部屋入門の決め手は、日体大出身で部屋付きの中村親方(元関脇嘉風)の存在、そして能生中から大学までの先輩で今場所改名した十両・白熊が先に入門していたことが大きかった」(マスコミ関係者)
入門1年目とは思えない巨体に加え、右四つで胸を合わせて寄っていくスケール感のある相撲。宮城野部屋の伯桜鵬も逸材と名高いが、あちらは技術と相撲センスは飛びぬけているものの、体格は181センチ、158キロと並。「大物感」で言えば大の里に軍配が上がる。