ニュースこの1冊
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穴あき、フリル、網目状…処女膜の形状は千差万別
処女膜は貞操の証し。これを“常識”と信じて疑わない人々に読んで欲しいのが、エレン・ストッケン・ダール、ニナ・ブロックマン著、高橋幸子監修、池田真紀子訳「からだと性の教科書」(NHK出版 2200円+…
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地図上に可視化すれば世界の問題が一目瞭然
インターネットがあれば、世界中のあらゆる分野の統計資料やデータを瞬時に読むことができる時代だ。しかし、数字の羅列だけでそれが意味するところを理解するのはなかなか難しい。 そこで、伊藤智章著「…
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BBCの調査で判明した21世紀の新階級
英国放送協会(BBC)では、数週間で16万人からの回答が寄せられたという英国史上最大規模の階級調査を実施。 この調査をもとに自分の階級が分かる算出装置をウェブ上に公開したところ、1週間以内に…
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料理の起源は200万年前に遡る!?
世界各国のレストランがある日本。おいしい店をたくさん知っていて、食通を自負する人もいるだろう。 ところで、料理や食材はいつ地球上に生まれたのかを考えたことがあるだろうか。 その答えを…
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日本人の祖先は黒潮を横断して上陸?
アフリカで誕生したホモ・サピエンスは、およそ10万年前にはアフリカから出て、ユーラシア大陸全土へと拡散したといわれている。では、私たちの祖先が日本にたどり着いたのはいつで、どんな手段を使っての旅だっ…
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備蓄だけじゃダメ!災害時の使える自衛術
台風が甚大な被害をもたらした今年の夏は、備蓄に励んだ人も多いことだろう。しかし、水や食料を買い込むだけでは本当の防災にならない。避難する際、あるいは被災した後でどう行動するか、命を守るための知恵を身…
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“不良在庫”の犬や猫がたどる残酷な運命
犬や猫の「殺処分ゼロ」を目指す自治体などの取り組みが進む一方で、巨大化するペットビジネスによって“増産”され、“不良在庫”として闇に葬られる命の存在は忘れられがちだ。 太田匡彦著「『奴隷』に…
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動物たちの生きざまから人生哲学を学ぶ
サイ・モンゴメリー著「動物たちが教えてくれた『良い生き物』になる方法」(古草秀子訳 河出書房新社 1750円+税)では、動物を愛するナチュラリストであり、ベストセラーを持つ作家が、叙情的な文章で動物…
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人間は心臓病になるように進化をと遂げた!?
生物の進化とは“よりよいもの”になる変化だと思われがちだが、私たちと進化の利害関係は必ずしも一致しない。例えば、突然死の原因にもなる狭心症や心筋梗塞は、進化によってもたらされたものだと言えるのだ。 …
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バンクシーが繰り出す“イタズラ”の真意に迫る
バンクシーという覆面アーティストが日本で広く知られるようになったのは、2018年の「シュレッダー事件」からだろう。ロンドンのオークションハウスで競売人のハンマーが振り下ろされた瞬間、当の作品がバラバ…
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公文書の改ざんには刑事罰を導入せよ
公文書とは、公務員が職務遂行の必要から作成するもの。後世の政策選択のためにも参照されるべき、国民共有の知的資源でもある。そして、行政の説明責任を担保するものだからこそ、公文書管理法という法律も制定さ…
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朝寝坊でもOK 首都圏お手軽50登山コース
秋の行楽シーズン真っただ中。たまには山登りでもして自然の景色を満喫したいと思う一方、日々の仕事が忙しい分、休みの日ぐらい朝はゆっくり寝ていたいという気持ちもある。 しかし、登山は何もハードな…
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放射能の健康被害を無視して進む東京五輪
開催まで約10カ月の今になって、マラソン競技などの場所で揉めている東京五輪。しかし、暑さ以上に重大な、福島原発事故による放射能の問題について、忘れている人も多いのではないか。 東京五輪の危険…
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家康は健康オタクがゆえに命を落とした!?
河合敦著「晩節の研究」(幻冬舎 880円+税)では、誰もが知る偉人たちの華やかな時代の“その後”や意外な死に際を紹介している。 徳川家康は天ぷらの食い過ぎによる食中毒で死んだといわれている。…
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団塊世代は中古品購入やシェアリングを好まない
野村総合研究所では、1997年から3年ごとに全国の生活者1万人に対して生活価値観などについてのアンケート調査を行っている。野村総合研究所著「日本の消費者は何を考えているのか?」(東洋経済新報社 18…
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片づかない部屋を残して死ぬのは嫌だと思ったら…
思い出の品や人様からの頂き物、そしてなぜ買ったのか分からないモノなど、家の中にはいつの間にかモノがたまっていく。しかし、万が一あなたが明日命を落とすような事態が起きたら、そのあふれ返ったモノたちは誰…
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南極大陸の氷の下にはナチスの基地が眠っている!?
南極大陸には住人がいない。これは世界中の人々が常識として信じていることだが、実は厚い氷の下には、かつてナチスが秘密基地を建設していた……。 世界にはこのような信じがたい噂があまたある。デヴィッド…
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天才物理学者が“時間”の常識を根底から覆す
現代人が、追われたり縛られたりしている“時間”。ところで、時間とはいったい何なのか。カルロ・ロヴェッリ著、冨永星訳「時間は存在しない」(NHK出版 2000円+税)では、スティーブン・ホーキング博士…
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次に絶滅するのはホモ属最後の一種である人間!?
過去6億年の間に、地球では生物の大量絶滅が6度も起きた。中でも最大だったのが2億5000万年前のペルム紀末期で、海洋生物のおよそ96%が絶滅に至ったという。 池田清彦著「もうすぐいなくなりま…
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賠償詐欺の疑いで逮捕された元東電社員の告白
2011年8月に成立した、原子力損害賠償支援機構法。東電によれば、2019年7月12日までに、およそ9兆622億円という膨大な賠償金が支払われているという。被害者に損害賠償が行われるのは当然のことだ…