毎朝ジャンプ、牛乳1本ぐびっ 剛力彩芽の“下積み時代”
「モデルといえば高い身長と抜群のスタイル。私にはそれが両方ともなかった(苦笑)。小学4年生(10歳)で身長は130センチ台。同学年でも小さい方でしたから、オーディションを受けても落ちてばかり。それもほとんどが書類審査で(笑い)。何とかしようと始めたのが身長を伸ばす努力でした。本やネットで徹底的に調べ、やれることを全てやった。1リットルの牛乳パックを毎日欠かさず飲んだり、朝起きてすぐに何度も思いきりジャンプしたり。おかげで、中学で一気に身長が10センチぐらい伸びて、16歳の頃にようやく『SEVENTEEN』の専属モデルになれた。すると、今度はダイエット。高校生になってから太り始めてしまい、ファッション系の仕事をあからさまに外されるようになってしまいまして(笑い)。さすがにこの時は悔しくて、その後は一切の間食を断ちました」
――そんな彼女が女優としてブレークしたのが、11年のフジテレビ系月9ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」への出演。役作りのため幼少期からの長髪をバッサリ切って臨んだ好演技が支持されたのだが……。
「今だから話せますが、本当はドラマの私の役は(同じ事務所の)武井咲ちゃんがやる予定で、私は咲ちゃんがやるロングヘアの女の子役のはずだった。ところが、ドラマの監督が私の髪を切りたかったのか、2人の役を取り換えてしまった。で、私が髪をバッサリと切ることになって(笑い)。最初は、こんなベリーショート(短髪)とは思わなかったので戸惑いました。でも、思い切ってイメージチェンジできたおかげで、気持ちもさらに前向きになりました」