武井vs剛力のヒロイン対決も…乱立の“刑事モノ”出色3本
1月ドラマは15本スタートするが、うち6本が刑事&捜査官もの。多いのは同ジャンルが安定した視聴率がとれることと視聴者に富裕層が目立ちスポンサー受けするのが理由。その中でもおすすめのドラマをピックアップ――。
まずは武井咲とEXILEのTAKAHIROの「戦力外捜査官」(日本テレビ系土曜21時)でTAKAHIROのドラマ初出演に注目。武井は度胸とやる気だけはあるが、ドジで捜査能力も低いため、配属2日で戦力外通告をうける海月千波役、TAKAHIROは警視庁捜査1課の巡査で千波のお守り役。脚本を演出家の鴻上尚史が担当、軽妙洒脱な刑事ものに仕上がりそうだ。
「福家警部補の挨拶」(フジテレビ系火曜21時)は檀れいと稲垣吾郎がコンビを組む倒叙ミステリー。初めに犯人の描写をし、犯人と犯行過程がわかった上で物語が展開される「刑事コロンボ」タッチのジャンルだ。苦難を耐え忍ぶ女性を数多く演じてきた檀にとって初の民放連ドラ主演。今回はSMAPの中では演技派と評判の稲垣の推理が売りだ。
剛力彩芽と玉木宏「私の嫌いな探偵」(テレビ朝日系金曜23時15分)は原作がベストセラー小説「謎解きはディナーのあとで」の東川篤哉。架空の地方都市、烏賊川市を舞台に繰り広げられる本格刑事もので、作風としては適度にギャグがちりばめられている。