底意地悪い女所長を好演 鈴木保奈美がアラフィフ“女優開眼”
春の連ドラが今週から始まった。視聴率も低調で、まだヒットといえる作品はないが、ちょっとだけ楽しみなのが鈴木保奈美(47)。
保奈美は香取慎吾主演の「SMOKING GUN~決定的証拠~」(フジテレビ系)に出演しているが、これが女優復帰後、初めてのハマリ役ではないかと思えるほど好演しているのだ。
ドラマは民間科捜研の営業兼調査員の香取、所長の保奈美らが難解な事件を解決するサイエンスミステリーで保奈美は底意地の悪い“女ボス”を演じている。傲慢で香取をいじったり、乱暴な物言いをしたりするが、気の強さ、性格の悪さは演技とはとても思えず、リアルなのだ。
■猫をかぶるのやめた?
「石橋貴明と結婚後の本格復帰作となった、11年の大河ドラマ『江』で演じたのはお市の方ですが、いい人過ぎてガラじゃないという感じでした。1年前の『家族ゲーム』では崩壊家族の壊れた母親の役でしたが、彼女は本来弱い女じゃないから、役柄が合わないし、演技もぎこちなかった。それに比べると今回の女所長は地で演じている印象でハマリ役です。保奈美、開眼という感じです」(ドラマ関係者)
もうすぐアラフィフの保奈美。猫をかぶるより本音で取り組む年代に差しかかっているということだろう。