自民圧力に「言われなくても公平中立」 池上彰氏“次の爆弾”
ジャーナリストの池上彰氏(64)が2日、衆院選投開票日の14日に放送される「池上彰の総選挙ライブ」(テレビ東京)のPR会見に登場。昨年の「池上彰の参院選ライブ」では、民放トップとなる平均視聴率10・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。生中継で政治家にタブーを恐れず斬り込むお馴染みの姿は“池上無双”と言われている。
先月には自民党がNHKと在京民放各局に対して選挙報道の公平中立を求める要望書を渡していたことが発覚。これに対しても池上氏は「言われなくても中立公正をやっている」と一蹴し、「記者として聞かなきゃいけないことを聞いて、視聴者が知りたいことを代弁しているにすぎない」と語った。
政治家をきりきり舞いさせ続ける池上氏に対しては、前回までは他局からの“引き抜き”工作があったそうだが、「全部お断りした」という。
人気者ゆえに、再三ささやかれる出馬の可能性について「まだ聞きますかと。絶対にありません。まぁ『300%ない』と言って出た人もいますから、もし池上が政界に出るとなったら嘘をついたと指摘できるので、この発言を担保に批判してください」と明言。「ジャーナリストは何が起きているか伝えるべきで、当事者になってはいけないと思っている」と持論を展開した。
昨年は創価学会について特集するという“爆弾”を投下し、公明党から中継でのインタビューを拒否されるなどイケイケの池上氏。今年はどんな策を用意してくるのか。政治家は戦々恐々だろう。