失恋ソング「ロードショー」が売れたジェームス西田さんは今
「社長の道楽? とんでもない。地元メディアや町おこしイベントに積極的に協力してますし、ライブも広告塔効果を期待して北海道から九州まで足を延ばしてます。こう見えて、ウチの会社、全国的なネットワークで人材派遣してますから。しかし、目に見えて効果が上がってるとは……。まだまだガンバらなくちゃなりません」
それにしても、西田さんは和歌山県出身。それがなぜ岡山なのか?
「77年3月に『古時計』を解散し、ボクは内定が決まってたヤマハに就職しましてね。その配属先が岡山だったんです。岡山は人情が厚い土地で、すごく住みやすい。で、結婚、退職後もそのまま、ってわけでして」
ちなみに、「『ロードショー』が60万枚も売れて、一番ビックリしたのはボクたち自身」と笑う「古時計」での活動はわずか1年。相棒だった大場弘一さんは家業を継ぐために故郷の石川に戻った。
「ヤマハには2年くらいお世話になったのかなあ。飲食店経営を目指して独立し、ピーク時はカフェやレストランなど6店舗ほど経営してましたが、94年に人材派遣業に転換しました」