Vシネ帝王は昔の話 コワモテ竹内力がお笑いでウケる理由
■高校卒業後は銀行に就職していた
大分県佐伯市生まれ。家具職人の父、母、兄、妹の5人家族。中学時代からヤンチャで、県立佐伯豊南高校の入学式にはリーゼントで決めてのぞみ、上級生に睨まれたとか。
高校卒業後、三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に就職。淡路支店で貯金の窓口を担当したところ、甘いマスクだった竹内の窓口には女性客が列をつくっていたという。
しかし、2年ほどで退職し、先輩に誘われバイクに乗って上京。ライブハウスのウエーターをしていてスカウトされ、86年、映画でデビューし、ドラマ「101回目のプロポーズ」(フジテレビ系)などに出演した。
「“爽やかイケメン俳優”のイメージで売り出されたのですが、性に合わず“10円ハゲ”ができるほどストレスだったそうです。現場では思ったことをズバズバ言っていたので、テレビ界からは敬遠されてしまった」(前出の芸能ライター)
活路を見いだしたのがVシネ。92年、漫画原作の「難波金融伝・ミナミの帝王」の主役・萬田銀次郎に抜擢され当たり役に。作品はシリーズ化され、全60作品が作られるほどヒットした。一時は年収が2億円を超え、一晩で150万~200万円も使って遊んだ。
10年に子連れ再婚した10歳下の美人妻と、部屋が16室、風呂が5つ、リビングが70畳もある豪邸に暮らすが、まだ52歳。もう一花咲かせよう、と体を張る覚悟だ。