元中津江村村長の坂本休さん “カメルーン愛”は今も不変
「それもこれも、みんなカメルーンのおかげ。選手団一行の来日が5日も遅れてヤキモキし、村民総出で予定してた歓迎イベントが全部キャンセルになりかけて真っ青になったことも、今となっては笑い話です」
坂本さん、当然、かの地にも足を運んでいる。
「03年、カメルーン政府から“友好関係に貢献した”とシュバリエ勲章を贈られ、首都のヤウンデであった授賞式に出席し、あと05年に行き、去年6月には環境にやさしいバイオトイレの設置を計画してる大分市の会社のコーディネーターとして訪問しました。ワールドカップも10年の南アフリカ大会、14年のブラジル大会とカメルーンを応援するために行ってる。村長は辞めても、カメルーン命は変わりありません」
旧中津江村の友好都市であるカメルーン・メヨメサラ市の名誉市民でもある。
■現在の公的な肩書は「財団理事長」
サッカーに関しては、大分トリニータ後援会の名誉会長を務める。そのトリニータ、今季は3月13日に開幕するJ3で戦う。J1に所属歴があるチームがJ3にまで転落したのはトリニータが初めてだ。